2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

 服に染み付いた焚き火の匂い

仕事着を着ようとしたら、焚き火の匂いがぷんとした。昨日の焚き火の匂いが服に染み付いている。錆びた古い一斗カンの下に小さく空気口を開けて、昔から冬などに大工さんらがよく木っ端などを燃やして体を温めているもの。昨日、それにイチイの枯れ枝を入れ…

 授業・暮らしの歴史「床屋」

「頭を刈るところ、何と言いますか」。 床屋、散髪屋、理髪店、三つも名前がありますねえ。時代によって言い方も変わります。頭の髪の毛は伸びてくる、外国に長く滞在すると、かならず行くことになりますが、国によって、いろいろあるからびっくりすることも…

一日は短い

倉田さんが薪用にと、庭の樹の伐採したのを軽トラックに載せて持って来てくれた。見れば針葉樹で、薪ストーブには適さないけれど、もらっておいた。それを一輪車に載せて運んでいたら、ミヨコさんが、 「することがいっぱいあるねえ」 と言う。 「いやまあ、…

 初霜、朝霧、牛久ワイン

今朝、初霜が降りていた。稲刈り後の田んぼに散らばる稲ワラが白い。畦の枯れ草も白い。おまけに朝霧がたちこめ視界はきかず、こういう日は特に大糸線を走る列車の警笛がよく聞こえる。鳥たちの姿は見えない。 人影のない白一色の世界、学生山岳部時代によく…

 <巨人対楽天>ぼくが、現役の学級担任だったら

もし、ぼくが今、現役の学級担任だったら、朝の教室で生徒たちにこう言う。 「巨人と楽天の試合見た人、手を上げてー」 ハーイ、 「巨人、応援している人は?」 ハーイ、 「楽天、応援している人」 ハーイ。 「どう思った?」 みんなに聴いてみる。 ぼくも、…

 自然に還る

加島祥造さんは、60代で社会から逃れ、家族を捨て、ひとり信州伊那谷で暮らしている。その90歳の日々を見つめるドキュメンタリー録画を見た。英米文学の翻訳や、老子の思想を詩に表わしてきた祥造さんは、10年ほど前、ドイツ人の女性Amuと出会う。彼女…

 教師の不祥事の根本にあるもの

800円ほどの品物をコンビニで万引きした高校教諭のことがニュースで報じられていた。信州教育界、またまた「不祥事」だ。最近、教師と警官の「不祥事」がよくニュースに出てくる。 この「不祥事」という言葉、広辞苑を引けば、「関係者にとって不名誉で好…

 秋、ひととき物思い

ただぼんやりとしていた。考えるともなく考えていた。 秋深まるロシアの大地が心に浮かんだ。本棚の「静かなるドン」をぱらぱらと開いてみた。 チャイコフスキーが交響曲に取り入れたロシア民謡「野に立つ白樺」が頭の中で鳴った。 何冊か詩集も開いてみたが…

 ゴーヤのグリーンカーテン、あとかたづけ

ゴーヤのグリーンカーテンをかたづけた。毎年、家の南面と西面、窓の外に日よけ用のグリーンカーテンをつくっている。軒の雨どいと地面の間にネットをはり、そこにゴーヤをはわせた。ネットは、つる性の野菜をはわせるのに使うもので、サイズがいろいろあり…

 加美中学校41期生・奇跡の同窓会

仕事が何であれ、地位や肩書きが何であれ、学校で勉強できたとかできなかったとか、やんちゃだったとかおとなしかったとかも関係なし、我が身にまとっているものをかなぐり脱ぎ捨てて、裸の直の心になる。それが同窓会のよさでもある。 久しぶりに出会った同…

 加美中学校41期生同窓会

にぎわう心斎橋筋から東へ入っていったところにあるお店が会場だった。よくまあ、集まってくれました、62人。25年ぶりに会う人たちのほとんど、だれがだれやらさっぱり分からない。全員名札をつけてくれたから、それを見て、よう、○○君、とか名前を呼ぶ…

今日は大阪で加美中の同窓会

突然同窓会を開きたいと、マキちゃんから連絡があったのは春だった。卒業してから25年がたっている。 それから五月の連休に、マキちゃんは旦那と娘と3人で、大阪市から車を飛ばして安曇野にやってきた。3人は数時間我が家にいて、話に花を咲かせ、しかし宿泊…

 歴史の授業「学徒出陣」の教材・資料

ぼくの学んだ中学校、高校の歴史教育は、不毛だった。その時代の人びとがどのように生きていたか、何を考え何を思っていたか、どうしてそういうことが起こったのか、などに迫る授業こそが歴史から学ぶことなのに、授業は出来事や政権交代の陳列に過ぎず、歴…

人間の耐寒性

たくさんの被害を撒き散らして台風は北の海に去った。そのあとに、大陸から流入した寒気は真っ白に雪をアルプスにもたらしていた。白馬連峰から爺が岳、燕岳そして常念岳も積雪。 昨日の教室は体が冷えた。午後5時に学校を出ると、車の暖房をつけて約40分間…

 「中国激動 さまよえる人民のこころ」

録画しておいた「中国激動」というNHKスペシャルを観た。シリーズのその回は「さまよえる 人民のこころ」というタイトルだった。 共産主義では宗教は否定されてきた。が、現代中国では宗教はある程度認められている。経済成長が著しい中国で、今何が起こって…

 ムクドリのUFO

電線に、小鳥が並んでとまっている。腰の部分が白い。ムクドリだ。 ムクドリは群れをつくる。 秋の初めごろ、西山の森をバックに、小鳥の一群が一定の間隔を行きつ戻りつ旋回しているのが眼に入った。ぼくから1キロほど離れたところだ。群れは山麓の集落の…

 トマトをもらいに

我が家では生ゴミは全部堆肥にしている。物置に置いた木箱では、米ぬかとモミガラ燻炭、ピートモスの三種を混ぜた堆肥床に生ゴミを入れて、1、2日に1、2回程度かきまわす。生ゴミはやがて発酵し分解を始める。野菜クズは量が多いからそこへは入れず別に…

 議会の会派と無所属議員

集団がよい方向に向かうか、とんでもない方向に行くか、烏合の衆になるか、沈滞するか、それを決定づけるのは、集団の構成員にかかっている。集団に影響を与える人がいて、強力な指導性が集団を支配する方向に向かう場合もあるし、その逆に、一人ひとりが意…

 子ども会サツマイモ収穫&安曇野環境フェア

土曜日の午前は、子ども会のサツマイモ収穫だった。レンゲの花を復活させようというプロジェクトのみなさんと、その舞台を提供してくれている斉藤農園の協力で、毎年この農業体験ができている。 朝10時からお母さんと子どもたちが集まり、プロジェクトのみな…

 病気になったとき何科に行きますか

「病気になったとき、どこへ行けばいいですか」 チンさんが質問した。 質問の主旨は、どんな医療機関の何科に行けばいいのか、どんな科があるのか、それがよく分からないということだ。さすれば、これは教えておく必要があると思ったから、病院と個人経営の…

 市議会に入った望三郎君がぶつかった疑問

安曇野市議会は、誕生して3期目を迎えた。五つの町村が合併してできた市議会だから、村議会、町議会の古い意識と体質を引きずっている。そこでこの8年間に市議会を改革していこうという取り組みもあり、議員たちの意識や感覚も徐々に変化してきた。しかし、…

 詩人・三好達治は樹木葬を願った

三好達治の詩、「雪」を知らない人はいないだろう。 雪 太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。 次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪降りつむ。 この短い詩からイメージするもの、無限の味わい。 達治の詩の中に、これは樹木葬だなと思える詩を見つけた。詩集「花…

 NHKニュースに取り上げられた望三郎君

増田望三郎君の選挙活動がNHKニュースの全国放送で取り上げられた。NHKの意図は、ネット選挙の視点から、安曇野という一地方でもネットを駆使して行なわれたという点にあった。 記者は望三郎君に密着して取材したが、放送内容はしぼられた。毎夜若い人たちが…

 ヘイトスピーチ、いじめ、土下座

「著しく侮辱的、差別的で人種差別に該当し、名誉を毀損する」として、「在特会」と会員ら9人に、京都地裁が損害賠償と朝鮮学校周辺での街宣活動禁止を命じた。 18年前に日本も加盟した人種差別撤廃条約が禁じる「人種差別」にあたるという判断、正当な判決…

 望三郎君は当選した

臼井吉見記念館 昨夜、地球宿、全力投球してきた面々が結果を待った。 夜中の12時過ぎ、望三郎君から後援メンバーへメールが発せられた。 「みなさん、望三郎です。当選しました。みなさん一人一人のおかげです。 みなさんの頑張りに当選という形で応えら…

 希望を語りつづけた望三郎君の選挙戦は終わった 

若者から高齢者まで、多くの人が参加した望三郎君の選挙戦が、今日終わった。午後9時、選挙結果はまだ分からない。 望三郎君は、政治はずぶの素人だが、情熱と活動意欲は天下一品、立候補してからは、「市政を変えなければならない」と訴える毎日だった。何…

 「わらべ歌・子どもの歌」から調べる

「わらべ歌・子どもの歌の音数を調べてみましょうか」 何か見つかるかどうか分からないが、ちょっと文節に分けて調べてみよう。 うさぎ うさぎ なに みて はねる じゅうごや おつきさま みて はねる 音数は、3・3・2・2・3・4・5・2・3、 歌の拍子…

 「またはら」って、何だ? 4音略語は感じが悪い

何? マタハラ? 股と腹のことか? NHKのニュースが「マタハラ」が増加していると言っている。 聴いていると「セクハラ」「パワハラ」の「ハラ」だと分かった。そうすると股にハラスメントか。暴力的なわいせつ行為だなと思ったら、「マタニティ ハラスメン…

 歩きましょう、会話しましょう

お隣のミヨ子さんは、犬のマミの散歩に毎日出かけるようになって、元気になってきた。 「マミのおかげだよ」 マミを見る目がやさしい。 「マミ、今何歳?」 「14歳だよ」 「へえー、長生きしてますねえ。人間なら80歳ぐらいだねえ」 「そうよ、私と同じ…

 モッコウバラと白バラをばっさり切った 

モッコウバラと白の蔓バラが屋根の上まではいあがり、軒下のバラの茂みは鳥たちのねぐらにもなっている。 蔓(つる)の勢いは盛んで、屋根瓦の上を這ってもっと上まで上ろうとする。 花が咲けば、壁一面に咲き匂うモッコウバラの黄花と白バラは開花期が楽し…