2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

間(ま)をとる

テレビの国会中継をしばらく見ていた。 安倍総理を野党議員が質問し追及している。記録を見ながら、早口でまくしたてる野党議員、言いたいことが山のようにある、それを全部言いたいのだろう。議員は、当然意識している。この弁論は安倍首相にぶつけているが…

中村哲さんを、安田純平さん書く

ジャーナリストの安田純平さんが新聞に、中村哲さんのことを書いていた。 安田さんは、シリアで武装勢力に拘束された経験を持つ。命の危険を感じつつも、現地にかかわり続け、処刑の一歩手前まで行って解放された。 「中村さんは、なぜ現地にこだわったのか…

あやしい話

日曜日の午後、「野の学舎」に、きのこ栽培の会社に来ている実習生のディン君が日本語の勉強に来た。午後二時に来るというので、薪ストーブに火を入れておいた。やってきたディンは燃えているストーブを見て、うれしそうな顔をして写真を撮った。亜熱帯のベ…

いいねえ

14歳の中学生、女の子。声の欄に投書していた。(朝日新聞) 声欄の右隅、ふだんは飛ばし、社説と次のページの意見欄に目が行くのが、今朝は不思議にこの中学生の声が、こちらの目に飛び込んできた。「この文章はおもしろいよ」、そういうのは、向こうからピ…

中村哲、哀悼の歌

無言館 12日の「朝日歌壇」に、中村哲さんの死を悼むたくさんの歌が投稿され、四人の選者全員がその中から1首、あるいは2首を選んでいた。選者は一人10首を選ぶ。四人で40首。中村哲氏の追悼の歌は5首選ばれていた。 短歌は澄んだ水面(みなも)に…

日本という国

昨夜から朝まで雪が降り、数センチ積もった。 道から家のポストまで、雪の上に足跡が残っていた。新聞を配達してくれた人の足跡だ。早速、新聞を読んだ。 日本の現状、日本の未来への不安、いくつかのデータが取り上げられていた(朝日新聞)。 ◆「世界経済…

「鶴見俊輔伝」 <4>

鶴見俊輔が亡くなった夜、黒川創は、俊輔の息子で早大の歴史学教授、鶴見太郎と二人、遺体をはさみ三人の布団を並べて寝た。 そのときのことを黒川は書いている。 「私は、一、二度、指先でほんのしばらく、この人の額に触れたが、自分のしぐさがひどく不自…