2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

  人間の街

オリンピックがやってくる 「子どもたちはひらひらと飛び回り、いくつもの門をくぐり、 縦横に曲がりくねった道を駆けぬけて遊んだ。……」 映画「胡同(フートン)のひまわり」のチャン・アン原案の一節。 「四合院には常に子どもたちの声があふれていた。 中…

  武漢

若者たち コメントをくれたのは、やっぱり雪ちゃんでした。 以前にくれたチャンさんも、ともに武漢大学の教え子、 あのときの、ひたむきな若い魂との交流は、天からの贈り物のように思え、 刻まれた感動は、 時を経ても、美しい調べを奏でます。 ブログの、…

  トマトを食べる犬

その体験がいじらしさを生み ひとつ、そういう体験をすると、 いじらしくなるものだなあ。 ランを連れて、タカオさんのトマト収穫の手伝いに行ったときのこと、 朝五時過ぎ。 ランは野菜の好きなおもしろい犬で、 キュウリもトマトもうまそうに食べる。 その…

 白馬村での夜

白馬村での夜 お盆の夜、白馬村にぼくらはいた。 あれから半世紀、突如北さんが言い出した。 酒の勢いもあった。 あの激しい地吹雪の登高の最中、 チョコレートを食べたいと、金沢が言ってると、 ヨッしゃんが言うたか、平岡が言うたか。 あるいは、オレが金…

 ぼくらは何を知っている

ぼくらは何を知っている 莫邦富(モ−バンフ)という中国人ジャーナリストの小さなコラムを、 朝日新聞日曜版で読むのを楽しみにしている。 今は日本に住んでいるこの人の日本と中国を見る眼は暖かい。 しかし祖国に対しても意見はなかなか率直で厳しい。 1…

 無言館へ行った

戦没画学生慰霊美術館「無言館」へ行った 上田市郊外、塩田平の丘に無言館はあった。 近くの寺の駐車場に車を置くと、 じりじり照りつける乾いた道を行く。 顔中汗だらけの中年の女性と出会い、道を訊くと、 いま無言館へ行ってきたところです、 と汗をぬぐ…

 八月六日

八月六日 八月六日がどういう日なのか、 質問したら知らないと答える子どもや若者が増えた、 と年老いた被爆者は、学校での平和学習の空洞化を嘆く。 半藤利一氏は、 日本はどこの国と戦争したか、とアンケートをとったら、 アメリカと答えなかった大学生が…

 「ふるさと」

中国で歌う唱歌「ふるさと」 中国の青年たちが、日本の唱歌「ふるさと」を歌うことに最初違和感があった。 彼らに抵抗感はないだろうか。 北京にある中国労働部の研修所でのことだった。 日本での三ヵ年の技術研修にむけて、 派遣前の日本語研修二ヶ月を受講…

 トマトの収穫

トマトジュースとトマトソ−ス 朝五時過ぎ、ランを車に乗せて出発する。 目的地はタカオさんのトマト畑。 朝のトマト収穫の手伝いだ。 このトマトは、ジュースやソースに加工するもので、 このあたり、たくさん栽培されている 支柱や覆いのない露地栽培で、 …