2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

 安曇野の景観、いい所・悪い所

市民への「景観アンケート」でもとるといいんだが。 安曇野で、ここがいいと思っているところはどこですか、 安曇野で、ここはよくないと思っているところはどこですか。 付け加えて、「どうしていいと感じるのですか。どうしてよくないと感じるのですか。」…

ぼくらのヒーロー徐くんが逝った

久しぶりに大阪の実家に帰ったとき、小中学校時代の同窓生、勝美君に会った。 小学校時代の腕白は、転入してきた僕にいじわるをしたり、我が家の隣の藪にカスミ網をしかけて、小鳥をとったり、 終日、寺の境内で悪童連中とビー玉などで遊びほうけたりしてい…

 小布施のオープンガーデン

日曜日、北信濃の小布施町へ行ってきた。百数軒のオープンガーデンを見るためだ。 一つの小さな町が、町おこしの一つとして行なってきたオープンガーデン、 それが100を超えていて、一冊のガイドブックまで作られていることに感心する。 オープンだから、…

 苦難に対処する思考

桑の実 就寝した後、いつもはすぐにぐっすり寝込んでしまうのだが、その夜は頭が冴えていた。 今の仕事の難局が頭に浮かぶ。 試行錯誤しながらやってきた困難な場面が頭につぎつぎ展開する。 問題点が浮上してくる。 この困難な状況は仕事への自分の厳しさが…

 「南ア・チャバララ選手  希望の一歩」

サッカーのワールドカップ南ア大会が始まり、 朝日新聞に掲載されていた記事をコピーして、生徒たちに読ませた。 新聞の切抜きや、TVのドキュメンタリーの録画など、 その折々の時代や社会を切り取って授業の中へポンと投げ込み、教材とする、 僕のよく使…

 ホオジロ

開田記念の碑 御高齢のお二人、空を見上げて何やら話をしておられる。 老婦人二人が空を見上げて熱心に話をしている光景なんて、不思議な新鮮さがあった。 何があるんですか? 聞いてみたら、 二人は生垣の向こう側に立ったまま電線に止まっている小鳥を見上…

 複雑多様な「気」

近くに骨董屋がある。店の外に古道具が雑然と置いてあり、雨ざらしだ。 軒先に置かれた古ダンスがあった。 軒の下だが、「気」になる。 「これ、大丈夫かね。」 と言ったら、 何が「気」に入らなかったのか、店のオヤジが怒り出した。 「帰れえ。」 こちらの…

お稲荷さんの社から飛び出してきた狐、 ちらりと僕のほうを見て、 麦畑に音もなく入り込んでいった。 十メートルばかり先、 麦の穂はしんと動きもしない。 ランは狐のみごとな隠遁の術に化かされて、 その道路横断さえ気づかなかった。 畔道へ来て、狐の匂い…

 いたわり、ねぎらう

「おつかれさまです」 日中技能者交流センター研修所のリエさんは、仕事の中でしばしばそう声をかけていた。 たいして疲れてもいないよ、と言いたくなることもあったが、 それがあいさつ言葉になじんでしまっていた。 いつもいつも、優しさが言葉にこもって…

 聖なる樹

桜の古木、4月開花のころ 午前5時半、ランを連れて散歩に出た。 すがすがしい朝の野なのに、心が晴れない。 その理由は明らかで、それが頭の中をぐるぐるめぐっている。 うつうつとした気分で、農業高校の農場まで来た。 農場の真ん中には桜の大木がある。…