2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

 鎌田医師とチェルノブイリ

出会い 人生は人との出会いで変化する。 あの人と出会わなかったら、こういう人生にはならなかっただろうと思われるような、 人生の変り目がある。 諏訪中央病院の鎌田実医師は、ベラルーシのチェルノブイリ原発事故の被害者を救うために14年間に渡って医…

 安野光雅 中国、悠久の大地を行く

「安野光雅 絵本三国志 中国、悠久の大地を行く」展を観て来た。 安野光雅氏は2004年から4年間、中国各地、約1万キロを旅して取材して描いた作品96点。 ガンを告知され、治療を続けながらの旅だった。 よくまあ、これだけ細密に中国の歴史をひも解きなが…

 北極熊が絶滅する

北海道のエゾオオカミは、1900年ごろに絶滅した。 ニホンオオカミは、1905年(明治38年)に奈良県東吉野村鷲家口で捕獲された1頭が最後となり絶滅した。 ほぼ時を同じくして、この地球上から姿を消してすでに約100年。 滅びの下手人は人間。 …

 学さんと再会

土曜日の夕方、地球宿の望さんから電話があった。 「今、学さんが来ているんだけど、ちょっと会いたいというから来れませんか。」 我が家にも来客があったが、ここ10年ほど会っていない学さんだから顔でも見に行くかと出かけた。 地球宿の薄暗い古民家の居…

 祈り

まりつきの祈りの如くなりゆきし学生時代、友人のいーさんはこの句を作った。 句会に出たこの句は忘れることができない。 彼は「十七音詩」の会員だったと思う、同人誌に彼の句は既に掲載されていた。 子どもが手まりをついている。 つきつづけていくうちに…

  モッコウバラが咲いた

つるばらのモッコウバラが黄色の花をつけた。 モッコウバラともう1本のつるばらは、奈良からもってきたもので、どちらも苗を近所の人からいただいたものだった。 モッコウバラはとげがない。もう1本のバラはとげがあり、引越しのときの餞別にもらったもの…

 対策の前のこと

対策論で終りにしない 居住区の自治会評議員会があった。 住民組織の最小単位は隣組で、 我が家の隣組はたったの4戸。 順番に1年任期の隣組長になり区の評議員会に出席する。 今年は我が家が隣組長で評議員を務めることになった。 日曜日の夜7時半から、…

 四川省大地震、救援に来た人たち

四川省の大地震で生き埋めになっている人たちを救助するために、 日本の国際救援隊60人が現地に入って活動を始めている様子をTVで見ると、ほっとするものがある。 一人でも多く救出してほしいと思う。 ぼくの代わりに行ってくれたんだなあ、現地へ行けな…

 生ききりましょう

S子さんは、車を運転してやってきて、ほとばしるように思いをしゃべって、 夕方また車を運転して元気に帰っていった。 外見だけでは、身体のあちこちにがんが転移してしまった末期患者とはとても見えない。 だが転移がんが身体を弱らせていることは確実なの…

 四川省、大地震

雪ちゃんは大丈夫か 雪ちゃんは大丈夫だろうか。 四川省の大地震、ニュースが伝えるところでは、たいへんな被害だ。 雪ちゃんはたぶん師範大学で教えていて、地震に遭遇していると思う。 多くの学校が崩壊しているというから、彼女の学校も心配だ。 今も多く…

 早春賦音楽祭INアルプス公園

5月4日、国営アルプスあづみの公園で、「早春賦まつりとコンサート」につづく「早春賦音楽祭」が開かれた。 快晴、初夏の暖かさというより暑さ、日ざしが強く、野外の音楽祭は早春賦とはおよそかけ離れたものだったが、一連の行事は、まだこの後5月25日…

[安曇野] みんなの歩く細道

提言 歯医者へ1時間かけて自転車で行った。 広域農道の歩道を行く。 車道を車がばんばん走る。 途中で歩道が切れてなくなった。 車道は危なくてとても自転車では走れない。 迂回して旧村に入り、現代の建物に入り混じる古いたたずまいの家を見ながら行くと…

 岡部伊都子さん逝く

戦争の辛酸を身にも心にも刻み込み、 だから戦後、絶対的な反戦に徹して生きた良心の人がまたひとり逝った。 岡部伊都子さん、大阪生まれ、84歳だった。 岡部伊都子さんの最後の著書は「清らに生きる 伊都子の言葉」(藤原書店)。 「清ら」は「ちゅら」と…

 田に水入る

一枚の田をキャンバスに芝桜 代田かくエンジン音の遠ざかり 麦の穂や社に畜魂碑を建てり タンポポは踏まれてもまた咲いており 田植え終え憲法記念日晴れ渡る