2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

 地域文化

地域文化に触れる 「安曇野を描く 安曇野の画家たち展」の会期が、 明日までというので、 豊科近代美術館へ行った。 元豊科町の美術館として1992年に地域文化の発展を願って建てられ、 去年の五カ町村の合併によって安曇野市立になった地域の美術館ではある…

 リンゴの摘果

手数をかけて 今日はリンゴの摘果だった。 アキオさんの家で、トラックに脚立を三台載せ、 ぼくはそれを運搬することになった。 ウーフさんは、新しい人が二人増えていた。 オーストラリアから来た男性青年と、 世界の各地へよく旅に出て、去年この農場へ来…

桃の摘果

桃の摘果 アキオさんから電話があった。 「桃の摘果なんですよ。人手がいるんで、来てくれませんか。」 一日二時間でも、半日でもいいから、手伝ってほしい。 OK、快く引き受けて、午前中の予定で出かけた。 爽やかな五月の晴れ間。 常念岳と大天井岳の雪…

 強風、今日も吹く

吹きすさぶ烈風 今朝はおだやかな天気になった。 おだやかな天気になると、心境もおだやかになる。 昨日、おとといは、台風並みの風が吹きすさんだ。 ガス会社の上条さんが、この地域には風の通り道がある、と言ったとき、 どのあたり?と訊いたら、 梓川の…

 子どもの名前を呼ぶ

名前を呼ぼう 会話の前に相手を名前で呼ぶ。 現代はこの回数がますます少なくなっているように思える。 親から、家族から、友だちから、 先生から、近所の人から、親戚から、 子どもたちは、一日何回名前を呼ばれているだろう。 生まれた赤ちゃんは、家族か…

 子どもの周りに大人がいた

外にいた大人 小学校二年生のときだったか。 母に言い付かって兄と二人で母の実家へ出かけた。 兄は二歳年上。 農業を営んでいた祖父母の家は、 国鉄の駅から田畑の中を十五分ほど歩いたところにあった。 駅舎もない小さな駅で蒸汽車を降りると、 村に続く道…

  和解する人間

人間は和解する 在日韓国民団と朝鮮総連が和解するというニュースだ。 ほんとう? あの半世紀にわたる長い対立状態にあった両組織が、 和解に向けて動き出したというのか。 韓国と北朝鮮の対立のなかで生まれた二つの組織は、 歴史にほんろうされてきた。 日…

  散策で出会うもの

ウォーキングの楽しみ 安曇野の辻つじに、 人間の背丈に少し足りないほどの自然石が立っている。 道祖神、二十三夜塔、筆塚、 夫婦仏は仲むつまじく、 手をつないだ仏様。 村のなかを斜めに上っていく道の十字路脇に、 ここは十辺舎一九が通った道であるとい…

 リンゴの花盛り 

もみじの移植 安曇野はリンゴが花盛り、 枝をとりまいてくっついた白いリンゴの花に、 薫風が吹いている。 いちばん快適なこの季節、 晴れた日は夕方遅くまで農園に人の姿がある。 「四月は風のかぐわしく」と賢治が詠った陰暦四月は今ごろ。 今度引越しをし…

 ツバメの巣

我が家のツバメ 安曇野に来て、数日後、 家の玄関前の軒先に、ツバメが巣を作っている。 ぼくの人生ではじめて、ツバメが来て巣をつってくれている。 「ショウチュウ イッパイ グイー」 としきりに鳴く。 奈良の古い家でも、ツバメは巣づくりしてくれなかっ…

 子どもが小さいから旅

Mさん家族の旅 畑を耕し、家の崩壊部分を改修・増築してきた五年間の生活で、引越し荷物がずいぶん増えた。 耕耘機が二台、 さらに増築用に準備してあった木材やら大工道具やら、 それらを含めてトラックで運んだ。 元体育教員の友人のTさんが自分のトラッ…

[人間] 安曇野

安曇野の春安曇野は春真っ盛りですが、 引越しが終わった今は生活をつくるために毎日忙しいです。 朝五時台に起きて野を歩きます。 北アルプスの峰峰に朝日が反射して、 雪が黄金色に輝く、モルゲンロートです。 常念岳から白馬岳まで一望できます。 この季…