2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

 国民性というもの

昨日は美しい夕焼けだった。が今日は台風の影響で雨が降り続く。 池澤夏樹がおもしろいジョークを教えてくれた。 国民性というか、諸国の国民の性格傾向をヨーロッパ現地で聞いて書いているのだが、 こういうジョーク。 天国では、イギリス人が警察官で、フ…

 遠望は美しいが‥‥

「夜目(よめ)遠目(とおめ)笠の内」という慣用句がある。 夜見たときや遠くから見たとき、笠を被っているのをのぞき見したときに、女の人は実際よりも美しく見えるという意味である。 江戸時代などは夜、ロウソクや行燈(あんどん)の光で見たのだから、…

 美しい景観、フランスの場合

本日、北アルプス初冠雪。 すでに三、四本の桜の大木は、3メートルほどの高さで幹も枝も伐り払われている。 順次伐られて桜並木は無残な姿になっていく。やっぱりやるのか、この逆行。 「桜切るなら、花の咲いたときに切れ。切れるか! 」というつぶやきも…

 毒のあるものを判別する能力

ランが下痢をした。ドッグフード以外に何か食べたのだろうか。 昨夜下痢をし、つづいて寝る前のトイレに家の外へ連れて行ったら、また下痢をした。 「悪いものは何も食べていないのにねえ。」 「午後の散歩の時、農業水路の水を飲んだけれど、緑のカーテンの…

 丸山薫『灰燼』

10月7日に書いた記事とよく似た詩を見つけた。 ぼくの記事は、灰燼に帰したレコード盤の話。見つけた詩は灰燼に帰した書籍の話。ぼくの書いたのはこういうことだった。 召集されて国境警備兵になりソビエトとの国境に送られた宮本さんは、リューマチにか…

 指を怪我した

幅3センチの木に電気カンナをかけていた。 家庭用の電気カンナ、それを右手に持って、木を左手に持って、2ミリほど削る。 スイッチを引いてブルーンと回転するカンナを木に押し当てたとき、バンと衝撃があり、左手の手袋の人差し指がちぎれて飛んだ。 やっ…

 放課後の活動

サトイモの葉っぱに眠るアマガエル 職員室に、30代後半頃と見受ける作業服に丸坊主の男性が現れ、ぼくの横に背筋を正して立つと一礼された。 どなただろう、机に向かっていたぼくは怪訝な思いで立ち上がった。 「リーの父親です。息子がお世話になっていま…

 真実一路の旅なれど、真実、鈴ふり、思い出す

キーと鈴、「雪花石膏」の容器と、なつめの実。 家のキー、どこへ行ったんかなあ、 キーと一緒に取り付けてあった鈴が壊れて外れてしまってから、そのキーは時々ゆくえをくらます。 外出するときにはいたズボンの右ポケットに、家のキーは、ベルトから鎖でつ…

 雪ちゃんがやってきた

連休に雪ちゃんがやってきた。7年前、武漢大学で教えた彼女は、今は中国・四川省の大学教師をしている。 「雪」はニックネーム、武漢大学の日本人留学生がつけてくれたのだと当時話してくれたことがある。 「私は雪が好きだからなんです。」 とその由来を言…

『アヴェ・ヴェルム・コルプス』を知っていますか。

出勤の車の中、ぼくはハンドルを握っていた。 クラシック音楽がFM放送から流れてくる。オルガン曲が数曲つづいた。 「つづいてフォーレ作曲のアヴェ・ヴェルム・コルプスです。」 女性アナウンサーの説明を聞いて、あれっと思う。 「アヴェ・ヴェルム・コ…