2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧
芥川龍之介の児童文学『蜘蛛の糸』、大泥棒カンダタは、人を殺したり、家に火をつけたり、いろいろな悪事をはたらきました。 それがためにカンダタは、死後地獄に落ち、血の池地獄で苦しみます。 それをお釈迦様がご覧になります。 カンダタは生前一匹の蜘蛛…
昨夜、ランがげろげろと戻した。 晩ご飯で食べたドッグフードが胃液にふやけて床の上に出ている。 どうしたん? 何か悪いもの食べた? 変なもの食べたのか? ランは神妙な顔をして、また毛布の上に身体を伏せた。 それにしては吐いたものの量が多い。おかし…
穂高の駅前通りの古本市に行った。 出店したい人が歩道で、段ボール箱に入れた古本を並べている。 数十冊の本を前に置いて、売り主がのんびり本を読んでいる。 売り主のいない、本だけのところもあり、そこは1冊100円を箱に入れればいい。 そこで見つけた1…
難癖をつける、いちゃもんをつける。 「その目が気に食わない。」 「その言い方が腹立つ。」 対立関係にあると、相手に対して攻撃材料になるものを鵜の目鷹の目で探す。 そして言葉尻をつかまえる。 集団と集団の抗争になると、それがゲバルトにまで行ってし…
農業高校の文化祭に牛がいた 土蔵にはシンプルな美がある 木に残る柿の実 山晴る。建物の狭間から眺める蝶ガ岳は高い。 早朝の桜落葉 青空のリンゴ 日の出の霜野と常念岳
貞子さんから送られてきた小包を解いたら手帳が出てきた、黒い小さな手帳、 ほんにまあ、これがその手帳なのか、賢治の手帳だよ。 「雨ニモマケズ」が書いてあった、あの手帳の複製。 添えられていた貞子さんの手紙に、 「宮沢賢治の『雨ニモマケズ』の詩が…
朝の常念岳 地球宿で、城さんがブラジル帰国報告会を行なった。 古民家の2階、下で薪ストーブが燃え、宿泊客が食事をしている。 写真を映写しながら城さんは、いつものボクボクとした語り口で語っていく。 ブラジルで「炭素循環農法」、略して「たんじゅん…
安曇野の農業用水路にもこんな橋が架かっている アフガニスタンでもう27年、農村医療と農村復興をめざして活動しているペシャワール会。 NHKは、ペシャワール会のリーダーである中村哲さんが現地住民とともに水路を完成させたスペシャル番組を報道した…
日本は峠の国です。 山国の日本では、遠くへ出かけるには山を越えねばなりません。 汽車や自動車が走るようになるまでは、人は歩いて旅をしました。 山の向こうへ行くには、山並みのいちばん低いところを越えていきました。 そこが峠になりました。 東に行く…
これも適期遅れだな、と思いつつ、ぼくが種から育てた紫タマネギの発育不十分な苗を今日定植した。 やはり種から育てた黄色タマネギの方も一昨日定植したが、プロの倉田さんにいただいた苗に比べると小さかったけれども紫のよりは大きかった。 黄色と紫は同…
鳥たちへの贈り物 日曜日は地区自治会の共同作業日だった。 午前8時から各班が分担して農業水路の掃除をする。 当地区は十数人がそれぞれ水路沿いに歩きながら草を刈ったり、水路をさらえたり。 作業に来ておられたイワオさんの奥さんが、 「柿、私の家の分…
蕎麦屋の裏に陶芸の窯 赤沼家の居間、昔は馬小屋 赤沼家の外壁 裏木戸 炭俵 11月3日から始まった『安曇野スタイル2010』、 サチヨさんを誘い、洋子と3人で車で出かけた。 自然・アート・暮らしを通して、安曇野の魅力を表現しようとするこの安曇野スタイ…
秋が急速に深まり、ここ数日朝霧が田野を覆う。 夜明けの気温が0度以下になり、雪かと見まがうほどの霜が降りている。 夏から秋にかけてたくさんの贈り物をしてくれた野菜たちは、もうここで終わりですと、 数日前まで緑の葉を茂らせていたのに、静かに枯れ…
工房建設の最後の難関は、水道工事と電気工事、 両方とも自分には資格も専門技術もない。 築80年の金剛山麓の古家に住んでいた5年前、居間も寝室も一日中、陽が射さず、雨や曇りの日は電灯をつけなければならないほど暗かった。 照明を増やして、部屋をも…
水車工房と常念岳 夫婦の道祖神 正之さんからメールが届いていた。 地球宿で開かれた、小さな同窓会。 薪ストーブが燃え、背中のほてりと飲む酒と、 ぐつぐつ煮えるアイガモ鍋。 青年農夫のタカオ君がさばいたアイガモ刺身に舌鼓を打ち、 十数人の老いたる同…