2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

 牛久の人への感謝

「安曇野ひかりプロジェクト」の、福島の子どもたちを招く保養ステイに、みつこさんからカンパが送られてきた。ありがとうございます。ありがとうございます。 昨日書いた灰谷健次郎さんは、当時その著に、茨城県の牛久沼の住井すゑさんを訪れたときのことを…

 哀しみを感じ、優しさを感じる心

灰谷健次郎がかつてこんなことを書いていた。「優しさという階段 エッセイ集」のなかである。 <最近、わたしは『ダウン症の子をもって』(正村公宏著 奥さんの文章が多く挿入されている)を読ませていただく機会をもって、こんにちのむずかしい障害者(児)…

 心の中に仲良くしたい声がある

ひで みっちゃんからのメールに、「日本人が韓国でフリーハグをしてみた映像」(http://feely.jp/3656/)というのが添付されていたから、のぞいてみた。 日本人が韓国の街なかを歩きながら、手にもった板をかかげている。板には韓国の国旗と日の丸が画かれて…

 理想を非常識としてしまうのか

自民党の高村副総裁は、集団的自衛権などの一連の政策実現を、世界の常識だと語っている。裏返せば、憲法9条は世界の非常識と言いたいのだろう。世界の理想と希望を、世界の非常識におとしめてしまう政治集団の横暴を国民は許すのだろうか。 シリアの内戦は…

 ドクダミ、スベリヒユ、ヨモギ

「私の野菜畑を見においで」、 彼らがつくっている野菜が大きくなっているようだ。これからやるべきことは、トマトだったら脇芽を摘むという作業がある。支柱を立てる作業もある。これは見本を見るのがいちばんだ。 そう言って、我が家までの地図を黒板に書…

 「弱者」の価値、強味、社会の中での意味<2>

ヒロシとサトシには、通い合う友情があった。 ヒロシは生まれるときの障がいで、脳性マヒになり、運動障がい、知能障がい、言語障がいをもっていた。一人で歩けるようになったのは3歳になってからで、体の成長は遅れ、中学生になってからもクラスでいちばん…

 「弱者」の価値、強味、社会の中での意味<1>

フクちゃんのお父さんが、昨年、高橋源一郎氏の講演を聞いて書いた文章を読んだ。ダウン症のフクちゃんの育児日記だが、そこに書かれている高橋源一郎氏の講演内容と、フクちゃんのとうちゃんの思いとにふれて、ぼくは心が開かれる思いがした。新聞で高橋源…

 「ドッカーンイベント」

今日は「ドッカーンイベント」だった。 朝、本を百数十冊、立て看板、タープ(屋根だけのテント)などを積んで出かけた。ぼくは「おじいさんの古本屋」という店を出す。 このイベントは、8月に実施する「第3回福島の親子保養ステイ」プロジェクトを実現する…

 外国人への日本語教室・指導者講習会 

昨夜は、日本語教室の指導者講習会だった。 ボランティアが行っている安曇野市内5箇所における外国人への日本語教室に、今年も指導者になりたいという希望申請が新たにあり、その人たちへの講習会を教育委員会社会教育課が企画した。 去年に続いて講師に委嘱…

 フクちゃん、ホウキを持ってやってきました

ドクダミの茎葉が、庭いちめんに伸び、 白い四弁の花を咲かせている。 ブルーべリーを植えたところにも、 垣根の下にも、 梅花うつぎの根方にも、 ドクダミが盛んに生えている。 ドクダミ茶を作るのは、今が適期だ。 ドクダミを根元から摘んで、陰干しする。…

 月曜日、火曜日、水曜日

一昨日の夜は、啓子さんを忍ぶ会だった。 扇町コーラスの練習日が、追悼会になった。 いつも啓子さんが座っていた席に遺影が置かれ、20人のメンバーみんなで黙祷をささげた。 これまで練習してきた歌の中から、お別れの歌を3曲、 「千の風になって」「アメイ…

 朝の道

チャコとチコのママが脇道から出てきて、前を行く。 豆シバのチャコとマルチーズのチコ。 小さなチコが好きなランは、追いつこうとまっしぐら。 「久しぶりですねえ」 「久しぶりだね」 ランは、チャコを無視してチコのところに行く。 「トウモロコシは二本…

 有賀さんが、絵画集を持ってきてくれた<「福島の親子保養ステイ」の資金づくり>

今日、一枚のチラシをつくって、地域の人に配っている。昨日、有賀さんに畑で出会ってこのことを話したら、さっそく今朝一冊の画集をもってきてくれた。向井潤吉と小磯良平の画集だった。ありがたいことだった。チラシは、今晩コーラスの会員にもお渡ししよ…

 <集団的自衛権>戦場に立つものを想像できるか

戦争を知らない政治家たちが、集団的自衛権の行使を容認して憲法解釈を自分たちの考え方に変えてしまおうとしている空想の戦争観、首相はそれをリアリズムだとするが、これは、どんな結果を生むか、その結果についての彼らの空想が現実に襲ってくる結果を想…

 麦と子ども

安曇野は今、青い稲田と麦秋の畑が一面に広がっている。 そのどこからも、子どもの声は聞こえない。 子どもは野の中から消えた。 稔りの早い麦畑は収穫が始まっている。 大型機械が畑の中に入って、麦を刈っている。 麦わらは、砕かれて畑に撒かれる。 全部…

 チェーンソーで薪づくり

秋雄さんが持ってきてくれた リンゴの伐採木を、 チェーンソーで40センチ内に切断する、 次の冬の薪だ。 まずは目立て、チェーンソーの輪になって並ぶ刃を 目立てする。 細長い丸やすりを 刃の穴に入れて、 刃の切れ味を高める角度に数回ずつ、研いでは次へ …

 「国民の命、平和な暮らしを守るために」

1962年に『思想の科学』が「日本民主主義の原型」という特集をした。その核が田中正造だった。田中正造の研究家・林竹二が特集の序で、なぜ田中正造なのか、次のように書いている。 「民権思想は、いうまでもなく運動の思想で、実践は人間に支えられる。『人…

 ベトナム実習生、野菜を植える

先日ベトナム青年のルアン君の寮の空き地に、トマトを植えてきたが、野菜の苗をもっと植えるといいな、と思って、ポット苗をいろいろ準備した。トウモロコシ、ミニトマト、シャンサイ、ゴーヤ、カボチャ、これらの苗を実習生の寮に持って行ってやろうと、日…

 第二回「教育創造ミーティング」IN 地球宿 <2>

明治24年というと日本の近代教育が始まったばかりのころである。 長野県に大江礒吉という教育者がいた。島崎藤村の小説「破戒」は、この人がモデルになっているという。 水野永一は、2008年(平成20)、「『破戒』のモデル大江礒吉考」(ほおずき書籍)を上…

 第二回「教育創造ミーティング」IN 地球宿

地球宿で、昨日「教育創造ミーティング」の第二回が行なわれた。午後1時半から延々討論はつづき、時計を持っていなかったからトイレに立って、薄暗い宿の壁にかかっている時計を見たら、6時前だった。これは大変だ、日曜日の夜は公民館の日本語教室だ。あわ…

 悲しい出来事

安曇野を流れる開削水路は、この地では堰と呼ばれている。何何堰と名前がついた堰がいくつかある。その中でも拾ケ堰は安曇野の堰の中でも最大規模だ。 昨日、ゴミステーションに行く道で出会ったMさんが、 「K子さんが、拾ケ堰に落ちて流され死んだだよ」 と…

 集団的自衛権

戦場へ向かう道。これまでその道には、憲法の柵が設けられ、ふさがれていた。その柵が開かれようとしている。道のかなたに砲煙の上がる戦場がある。戦争の泥沼がある。 今、与党内で自民と公明が論議している。自民が押している。国の形の変わる大きな転換に…

 基礎学力の陥没

レポートに、谷川俊太郎の「二十億光年の孤独」という詩の問題がある。 そこに、 「万有引力とは ひき合う孤独の力である」 という一文が出てくる。 彼女は「万有引力」の漢字が読めなかった。 つづいて、 「万有引力って何?」 と彼女は質問した。 「小学校…

 未来を画いて実践する市民

水田の向こうにしゃがんでいる男性がいた。じっと田んぼの水を見つめている。誰だろう。男はぼくを認めて手を上げた。秀さんかな、それとも平林さんかな。距離があって判別できない。ぼくも手を上げて応え、歩き続けてしばらく行ってから振り返ると、男は田…

 フクちゃんの冒険と適応力

昨日夕方、4時過ぎにフクちゃんがやってきた。二回目の預かり。フクちゃんのママは小学校PTAのコーラスに出かけた。 フクちゃんは、ママとあっさり別れて、家内に手を引かれて家に入り、もうそこに適応していた。夕方は教育テレビで子ども番組をやっている。…

 ズボンのファスナーが開いている

カカシのおっちゃん、Hさんが畑を観察していた、朝5時半。畑の端に、カカシ一体あり。奥にもう一体が立ってる。 「鳥を追い払うで、ホウキを持たせただ」 Hさんが言う手前のカカシは竹ボウキを肩にかついでいる。畑にはトウモロコシが芽を出している。 「サ…

 ベトナム青年、畑をつくる

昨日の日曜日、日本語教室にシャンサイを庭の畑から引き抜いて持っていった。シャンサイが最近の暑さでとう立ちしそうであったことと、ベトナム人実習生が、シャンサイを食べたくて店で買ってくると聞いたことがあったことと、それを思って持って行ってやろ…

有人ヘリコプターで農薬散布‥‥

昨日午後、有人ヘリコプターによる薬剤の空中散布の説明会があり、出かけた。 会場は明科の公民館、安曇野市主催の説明会には50人ほど市民が集まっていた。初めに30分ほど、マツクイムシ被害の歴史と原因および対策について、長野県林業総合センター主任研究…