2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

茨木のり子「鄙(ひな)ぶりの唄」

「鄙(ひな)ぶりの唄」という題の詩、「鄙(ひな)ぶり」という語は、「古代歌謡の曲名」であるとともに、「田舎風の洗練されていない唄」という意味がある。茨木のり子の詩は、彼女の心、感性が、ストレートに伝わってくる詩だ。 鄙(ひな)ぶりの唄 それぞれの…

 小さな町の大きな試み <新聞報道に驚く>

今朝の朝日新聞の記事に注目した。小さな町なのに、いや小さい町だからこういうこともできるのだろう。住民の知性と情熱がもたらす町づくりだ。 北海道・下川町、道北の人口3350人、過疎の町。冬は零下30度にもなる。町営住宅26戸、障害者支援施設で120人が…

「大王わさび園」から考える

いたるところに歩く人のための道がある。 道端にベンチがあり、湧水でのどをうるおし、 道の並木はどこまでも続き、 夏は木陰、春は花の中、秋は紅葉と木の実、出会う人とちょっとおしゃべり。 小さなお店が出ていて村の人が野菜や果物を売っている。かすか…

頻発する大災害 <小田実「生きる術としての哲学」>

小田 実(1932年〜2007年)は、作家であり政治運動家であった。 彼は1961年に、世界を放浪してきた旅行体験記『何でも見てやろう』を出版し、多くの読者を仰天させ、書はベストセラーになった。小田は、べトナム戦争のとき、市民運動「ベトナムに平和を 市民…

 同窓会

八月末に電話がかかってきた。 「タケシです。覚えておられんでしょう。別のクラスでしたから。10月初め、同窓会を計画しています。出席してくださいませんか。」 1984年度の卒業生だった。直接受け持ったことがなかったから、記憶のかけらもなかった。その…

 二つの歌

パソコンをが開いたら、FさんとAさんから歌がコメントを添えて届いていた。Fさんは、森山直太朗の歌「人間の森」、Aさんからはマイケル・ジャクソンの「地球の歌」。どちらもぼくの知らない、聞いたことのない歌だった。ユーチューブで二曲を聴いた。 二…