2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

 絶望しない精神 <1>

末期ガンだという裕子さんの顔にはほほえみが浮かび美しく、暗さは感じられなかった。今朝のテレビの映像である。 息子隼人は三歳の時に自閉症を発症した。裕子さんは落ち込み、この子には未来はないと思う。ところが、隼人は優しい子だった。裕子さんはその…

 長野県および各市町村自治体に、このプロジェクトを提案します <4>

提案書つづき 実現に向けて この構想は、2010年から長野県安曇野市内のいくつかの集会や研究会で発表してきました。アイデアを理解してくださった人たちからは、数々の賛成の意見をいただいています。 こんな方がいらっしゃいました。 「以前私は思いもかけ…

 長野県および各市町村自治体に、このプロジェクトを提案します <3>

提案書つづき 自然葬・樹木葬の歴史 1991年10月、「葬送の自由をすすめる会」による最初の自然葬が相模灘で行なわれました。その前年の法務省による「葬送の祭祀で、節度をもって葬法のひとつとして行なわれる限り問題ではない」とする見解にもとづくもので…

 長野県および各市町村自治体に、このプロジェクトを提案します <2>

提案書つづき 【子どもの森ゾーンの構想】 このプロジェクトは同時に、「子どもの森づくり」でもあります。「樹木葬園ゾーン」に隣り合って「子どもの森ゾーン」がつくられ、そこには、水辺、草地、林地があり、鳥類、昆虫、爬虫類など自然界の小動物が生息…

 長野県および各市町村自治体に、このプロジェクトを提案します <1>

提案書「信州に『樹木葬自然公園&子どもの森』を」! 初めに 詩人の三好達治は、 願はくば わがおくつきに 植ゑたまへ 梨の木 幾株 春はその白き花さき 秋はその甘き実みのる 下かげに眠れる人の あはれなる命は問ふな‥‥‥ 願わくば、わたしの永眠するところ…

 この国のゆく道

平成25年9月15日現在の総務省の発表では、65歳以上の高齢者人口は3186万人(推計)で、総人口に占める割合は25.0%、4人に1人が高齢者だ。 国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、この割合は今後も上昇を続け、20年後の平成47年には33.4%となり、…

 孫娘は秋休みでやってきた

小学一年生の孫娘が秋休みで兵庫からやってきて、ジイジ、バアバとこの一週間暮らしている。 孫娘の学校には秋休みというオリジナルな制度がある。昔は農村部の学校に、稲刈り期を休みにする農繁期休暇があったが、そういう休暇ではない。一般の小学校では一…

  ソビエトに強制移住させられたコリアン

在日コリアンの高君からメールが来た。 そこに添付された動画の映像は、高君が今回取材してきたロシアのコリアンの強制移住の歴史だった。高君はこれまで、フリーのルポライターとして、在日のコリアンやアメリカのコリアンなど、虐げられてきた人びとの歴史…

 社会を映す短歌

季節の移り変わりや時の変化に敏感な歌詠みは、時代の異変にも鋭く感じる。それを短詩に表現しようとする。 朝日歌壇の選者は4人、その人たちが選んだ短歌を今朝の新聞で読んで驚いた。選者はたくさんの投稿から、それぞれ10首ずつ選ぶ。各歌人の感性・評…

 「森という文化」

「信州に『樹木葬自然公園&子どもの森』を!」という提案書を書いて、長野県知事に送った。 その提案のなかの「森という文化」の項目で、ドイツ、オーストリアと、日本の「生活の中にある森」の事例に触れ、市民の暮らしのなかに存在する「森という文化」を…

 最後まで火を焚こう

<写真>この伐り株、何かに似ている。ゴジラのようだ。 2015年7月20日、哲学者の鶴見俊輔さんが世を去り、彼を偲ぶTVの特集番組で語っていた。 「自分の人生はあとわずかだが、人間の永遠性について考えます。イギリスの数学者で哲学者だったホワイトヘッド…

ひざにお灸をすえてます

ひざに、お灸をすえたらどう? 家内がそう言って、 長らくやっていなかった「せんねん灸」を、どこかから出してきた。 箱を開けたら、以前の使い残しのお灸がたくさん入っている。 お灸の本も一緒に出てきた。 ひざ関節に効くツボは、どこかいな。 軟骨すり…

石牟礼道子「全句集 泣きなが原」

図書館に石牟礼道子「全句集 泣きなが原」(藤原書店)を見つけ借りてきて読んだ。 1969年、石牟礼道子の「苦海浄土」を読み、この人の「深か心」のたゆたう、かつて出会ったことのない自由な文章のはらむ愛に深く感動し、中学生の国語の自主教材にしたいと…