ムクゲの花

今日も、庭のムクゲの花、 窓を開けるとお迎えしてくれる。 木全体に花をつけ、朝開き、夕方に落ちる一日花。 白花の樹は、すがすがしい。 紅花の樹は、あでやか。 まわりは白く、真ん中だけ紅いのもある。 生命力が強く、一本の木があると、その周囲に、土…

花、満開

工房の屋根より高く育ったヒメコブシに、ピンクの花が咲き、 それを待っていたヒヨドリがやってきて、花の蜜を吸う。 昨年は、ヒヨのために、花がさっぱりこんと、貧素になったから、 今年は、満開のときを守るために、ヒヨ追いの「鷹の模型」をつくって、ヒ…

 トーマス・マンの小説「魔の山」の春

トーマス・マンの長編小説「魔の山」は、スイスのダボス高原の奥、標高1600メートルほどの高地につくられた結核患者のサナトリウム「ベルクホーフ」が舞台になっている。アルプスの自然を背景にした国際サナトリウムで、ドイツはもとより、フランス、イタリ…

 野の花

有明の月が 西空に残っていた。 谷に着くと 月はもう常念山脈を越え、 朝日が稜線を染めている。 森と谷川の気を胸いっぱいに吸いこめば 朝のみそぎだ。 野の道を帰る。 朝露にぬれた草むらに吾亦紅(ワレモコウ)が咲いている。 吾も紅、これでも私は紅色で…

 ムクゲ

どこからどうして種がやってきたのか、庭にムクゲの木が生え、 それが増えた。 昨年、なんとなくその花を眺めていたら、 花の色が異なっている。 赤花もある、白花もある、真ん中が赤く周りが白いのもある。 今年、異なる色の花が咲くだろうと予測して、玄関…

突抜き忍冬

<ウォーキングで見たチューリップ畑> 「今年は花が多いと、何人もの人が言うよ」 太極拳の会に毎週行く家内がそんなことを聞いてきた。そう言えば確かに花の数が多い。スイセンやチュウリップなど草本系だけでなく、木々の花数も多い。ライラックが華麗な…

 モッコウバラと白バラをばっさり切った 

モッコウバラと白の蔓バラが屋根の上まではいあがり、軒下のバラの茂みは鳥たちのねぐらにもなっている。 蔓(つる)の勢いは盛んで、屋根瓦の上を這ってもっと上まで上ろうとする。 花が咲けば、壁一面に咲き匂うモッコウバラの黄花と白バラは開花期が楽し…

 つるバラを植える

つるバラのモッコウバラが黄色い花を開き始めた。これが満開になり、少しわびしくなったころに、白いつるバラが咲き出す。その後、ピンクのつるバラがつづく。元気なバラのつるは、屋根瓦をつたってさらに上に伸びている。 つるバラの満開のときは、花に包ま…

 スミレ

この7年間で、庭の「においスミレ」があちこちに広がって、春はほんわかスミレの香りがここちよい。思わず深呼吸をしたくなる。奈良からもってきたのは、ほんの一株、それが毎年株を広げた。その広がり方が、初め植えた株から数メートルほど離れたところに別…

 モッコウバラとネコ

転居とともに大和の国からもってきて植えたモッコウバラが、たくさん黄色い花をつけて今盛りだ。 金剛山麓に住んでいたとき、背戸の畑に隣接していたUさんの奥さんがくださったもので、 今の季節、Uさんの庭のモッコウバラも見事なアーチを描いていている…