2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

 信濃美術館でのこと「飲むのは禁止です」

カマキリの子どもたちが生まれていた 信濃美術館で家内と一緒に絵を鑑賞していたときのことである。美術館では特別展「堀文子の作品展」、常設展「東山魁夷」が開かれていた。 94歳の日本画家・堀文子、その作品は命の美しさと命の不思議だった。どの展示…

 フィッシャーディスカウが亡くなった

森田博さんは、ぼくが30代だったころ教育運動を共にした先輩教師であった。演劇教育の実践家で学校劇の脚本作家であり、障害児教育の教員でもあった彼は、情感のほとばしるような詩を書き、迫力満点の創作紙芝居を上演し、学校での厳しい職務の後も、多彩…

 熊出没、「早春賦音楽祭の本ステージ」

つい先日、5時過ぎに起きて、ランを連れて野を散歩していると、パトカーが警告灯を点滅させながら走ってくる。なにやらスピーカーで話しているが、言葉の最後「家にお帰りください」だけ耳に止まり、何々、何があったんだ。パトカーは途中で曲がっていった…

 田中正造の思想、自治と政治

「田中正造 その生と戦いの『根本義』」(林竹二 田畑書店 1977)を30年を経て読み返してみた。林竹二の精魂を傾けた研究は圧倒的な力で迫ってくる。1970年代、林竹二は、宮城教育大学学長を退官した後、「人間について」や「開国」をテーマにして全国行脚し…

 ツバメが帰ってきた

我が家の軒にツバメが帰ってきた。 4月中旬、今年の初ツバメを見たのは、まだ寒い日が続くころだった。氷点下近くになる日もあり、穂高地区で見かけたときは、ええっ、この寒いときに大丈夫かいと心配した。それから何日かして、我が家の軒の、これまでの古…

 危険を感知し行動できる子どもは遊びの中で育つ

堀金公民館へ車で出かけ、神社の前まで来た。左は民家、右は神社の林、道は狭い。あと15mほどで左折する。民家の側には歩道はなく、神社側には細い歩道が造られている。そこを小学生の一群が下校してくるところだった。ぼくは左折するために方向指示器を点…

 福島の子どもを放射能から守るプロジェクト

(写真・昨年夏のキャンプファイア、南相馬の子どもたち) 昨夜、「安曇野地球宿」に7人が集まって、今夏の「福島の家族たちを受け入れる保養プロジェクト」の企画を相談した。 黒沢川で「子ども冒険クラブ」を運営している大浜さん夫妻は、小学生の女の子を…

建国の精神は日本国憲法にあり

学校の授業のなかで、教師が脱線話をすることがある。「今朝、出勤するときに道路で犬の糞を踏んでしまってねえ、フンガイしたよ。」なんて、たわいないだじゃれまじりもあるけれど、脱線話のほうが教師のホンネが聞けておもしろいことが多い。そこに教師の…

「子どもがつくる子ども会」への道

昨晩、地元の「子ども会育成会」の役員会が公民館であった。ぼくは今年度その会の会長になっていたから、一つの考えを提案した。 <長い人類の歴史を通じて、村落には子どもたちの集団があり、年上から年下までの子どもたちが一緒に遊んでいた。地域のお兄ち…