2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

 市長と市議会議員選挙

ぼくはその市長候補に批判的な意見をもっている。そのことをAさんは、知っている。そしてAさんはその市長候補を応援している。 4年前の見方はAさんとは大きく違わなかった。それが4年後、異なるものになっている。そうなったのは、ぼくの「自分の頭で考え自…

 民主的な社会の原型がここにある

小泉純一郎元首相が、こんな発言をしたらしい。 「安倍首相には勢いがある。首相が脱原発を決めれば前に進むのに、残念だ。 脱原発は政治がリーダーシップを発揮しないと進まない。自分は数十年後には死んでいて、原発のない日本は見られないかもしれないが…

 秋

つやつや光るピーマン。二つに切って、種をとり、ひき肉を入れてオーブンで焼いたもの、ぼってり肉厚のピーマンは、うまい。ピーマンもシシトウも、木は小さいのに、次から次へと実ができる。よくまあそんなにも、ありがとさん。 みよ子さんが、「おいっこの…

 星めぐりの歌

穂高神社のお舟祭り 朝ドラの「あまちゃん」、明日で終わる。実におもしろかった。宮藤官九郎脚本の展開と描写の妙、ストーリィ・脚色、俳優の演技も、魅力あふれていた。東北を舞台にして生きる人びとの群像に、いくつも障壁が立ち現れる。そして東日本大震…

 手塚治虫の言葉と人間の育つ環境

安曇野を歩いていたら、ほのかに匂ってくる香りがあった。思わず深呼吸をしたくなる甘い香り、金木犀だ。どこから来るのだろう。辺りを見回したが、樹が見つけられない。 この香りをかぐと、あの日がよみがえる。 11年前の秋、武漢大学の教室で授業をしてい…

 腎臓の結石が出てこない

昨年1月に、腎臓内に結石ができていることが分かって、病院で衝撃波を当てて結石を割ってもらい、その後経過をみているが、石は腎臓の中にとどまったまま出てこない。先日、半年振りに、日赤病院でCT検査を受け、その結果を知るために病院へ行った。予約では…

 ベトナム語と日本語と中国語

午後7時からの日本語教室に、ここ2週間、ベトナムの青年たちの出席が少ない。残業が日曜日の夜にまでつづいているからだ。農業実習生なので作物の世話や出荷が忙しいらしい。一昨日来たのは、5人のうちのトー君とドアン君の2人だけ。この2人は仕事が終わっ…

 差別反対を訴えるデモ

韓国人・朝鮮人への憎しみをあおり立てる差別的な「ヘイトスピーチ」を叫ぶデモがまかりとおる日本になってしもうたかと、暗澹とした気持ちになっていたが、差別反対を訴えるデモ行進が東京・新宿で22日にあり、約1200人が参加したというニュースを報…

 とうがらし味噌

長瀬のおばさんが、自転車の荷台にナスをいくつか入れて、居住区のゴミ集積場に立ち寄ったときのこと、唐辛子の実が付いた一枝を持っていた。 「コショウだよ」 「え? それ、唐辛子ですね」 「コショウだよ。辛いよ」 どう見ても、それは唐辛子だ。ソバやラ…

 韓国の樹木葬

ぼくの育った大阪の南河内には巨大な天皇陵があった。我が家のすぐ裏には仲哀天皇陵、1キロほど東に応神天皇陵がある。これらの大古墳を含む古市古墳群には、古墳が14基あった。今それらはうっそうと茂る森をつくっている。 仲哀天皇陵と称される前方後円墳…

 クモの巣にかかったチョウ

野沢菜の種を播いた。筋播き、点播きではなく、ばらまくとよいと、種袋の説明に書いてあるが、それでは偏りなく播くのが難しいと思ったから、指ですじを引いて、適当な間隔で一粒か二粒ずつ、播いていった。けれども、播いてから、播くすじが詰まりすぎてい…

 松岡さんのエネルギー「ぜひ樹木葬公園を」

松岡さんの家は旧街道にあった。空は爽快に晴れ渡る。朝の気温は低く、長袖を着ていった。少し迷ったが家は見つかり、ガラス戸を開けた。迎えられて上がった部屋には南からの日が射しこんで暖かい。突然ネコが出てきて、ぼくの足の甲に頭をこすりつけ、次に…

 「安曇野にジブリの世界をつくる会」

「安曇野にジブリの世界をつくる会」というのがあるということを初めて知った。 「あづみ野を元気にしよう 調査報告と検討会」が、14日の土曜日午後に開かれるというチラシを公民館で見つけ、内容を見ると、いかにも研究会らしい催しだ。第一部 「2012年度…

 調和のあるところに美は生まれる

ひとり自転車に乗って地域を回り、応援リーフレットを配っている。ぼくは応援団。 昨日も夕方6時ごろまで。ぼくの応援メッセージも一緒に付け加えて。 彼は決意しました。政治を変えよう。 若い力が集まっています。ママたちが動いています。 彼らは未来を…

 親と子、父の人生

昨夜から今日まで降った台風の雨で、バケツは満杯になっている。400ミリ以上降ったようだ。京都の桂川が氾濫し、奈良から大阪へ流れる故郷の川、大和川まで氾濫の危険ありという報道に驚く。 あのとき、ぼくは小学生の高学年だった。台風が襲来した。大阪…

 敗残人生

正之さんは小説を書いている。それは正之さんにとっては、人に訴えるとか、作家になるとか、賞をとるとか、そういう次元の行為ではない。正之さんにとって小説とは生きることなのだ。自分という人間と自分の人生を腑分けし、自己を立て直し、自己をとりもど…

 コウモリ

どこから入ったのか、工房の床でコウモリが死んでいた。夏に一匹、おととい一匹、昨年も入って死んでいた、その一匹は干からびていた。 窓も出入り口も閉まっていて、すき間はないはずだが、入っている。 工房の天井のどこかにすき間があるかい、いやいや、…

 これは何の木だろう

植木鉢の観葉植物、アビスの根元近くから、芽が出てきて、大きくなってきた。アビスはシダの仲間、葉が美しい。アビスを植えてあるところにしゃしゃり出てきた芽は邪魔者だ。だが、その芽は草ではなく、樹木のようだ。何だろうかな。引っこ抜かないでそのま…

 犬は考える

ランは8歳。大型犬の一般的寿命は12歳とか、13歳とかいうが、小型犬はもう少し長い。ランは中型犬、14歳ぐらいは生きるかなと思う。ランの寿命と、トウちゃんのぼくの寿命と、ときどきなんとなく比べている。トウちゃんのほうが長生きしそうだから、…

 稲刈り

秀さんが隣の田んぼの稲刈りをした。コンバインが移動しながら、コンバイン幅の数列ごと稲を刈り取り、タンクにいっぱいになると、農道に止まったトラックに長い筒を伸ばして、もみ米を積み込んでいる。 「今年は猛暑だったもんで、例年より田植えは二週間お…

 峠越え

歩いて峠を越え、旅をすることを現代人はしなくなった。車に乗って峠を越える旅人は、峠に着くと車から降り、景色を眺めていくばくかの感慨を胸に抱き、またさっさと車に乗って下っていく。 歩いて登っていた時代の人たちは、峠に着くとほっと安堵の一息、し…

 日本語教室の生徒

昨夜、ベトナムのドゥアン君と腕相撲したせいだ。右腕が痛い。家内にそのことを言うと、年寄りが、青年と腕相撲をしたりして、プッツンきれたらどうするの。年を取って、思いきり力を出したりすると、腱が切れることもある、とあきれている。 「互角だった。…

 一冊の詩集

若かったころ、キスリングザックの大きなポケットに、ぼくは一冊の詩集を入れて、山に向かった。キスリングザックは分厚い帆布でつくられた登山用の大型ザックで、ザックの両側に大きな深いポケットが出っ張っていた。 そのころベトナム戦争がつづいていた。…

 読むところのない広報

3年ぐらい前からだろうか、最近特にだろうか、広報がおもしろくない。どの市町村も行政の発行する広報がある。そのなかにはユニークな編集で、住民が読みたくなる内容が掲載されているところもある。安曇野市も4年前ごろ、おもしろい特集記事があった。が…

 虫の聴覚

地球宿へリーフレットを取りに行く。そのついでに農協の精米所に立ち寄って、米ぬかをもらっていくことにした。精米したときに出る米ぬかを、精米した人が持って帰らないで残っていることが多い。それをただでもらう。行ってみると、精米機の隣の米ぬか小屋…

 奥崎謙三はどう生きたか

奥崎謙三の衝撃的な記録を読んだのは、1972年だった。このような人物がいるのか、人生をかけて自分の体験した戦争を語り、責任を追及し、戦友の怨念をはらそうとする執念のすざまじさに圧倒された。この読後感は我が胸に刻まれた。 戦後24年たって、事件が起…

 わんわんパトロール

豊科駅近くの道路で、小学生の女の子がひき逃げされた。容疑者が逮捕されたが容疑を否認しているようだ。ニュースが流れたのは、先週土曜日。昨年も市内でひき逃げがあったし、一昨年も交通事故死があったように記憶する。 小学生ひき逃げ事件の前日に、警察…

 世界の自然葬

東京都の樹林墓地、今年もたいへんな申し込みが殺到したそうだ。樹木の生命の暖かさや自然のなかに還っていく永遠性のゆえに、樹の下に眠りたいという願望も強い。同時に経済的に費用がかからないということや、墓を管理する必要がなくなることも関係してい…

 ルナール「にんじん」

フランスの作家、ルナールの「にんじん」を、子どものころ読んで、すごくおもしろく、好きになった。題名は作者の少年のころのニックネームでもある。 ルナールが寮生活の高校生だったとき、授業の中であまりに騒ぐので、教師が、 「こら、ボウル・ド・カロ…

 「安曇野の自然と水を守ろう」の旗を掲げて

昨夜は、原告団の総会だった。 午後7時を過ぎると外は暗い。車で家を出るとき雨が降り出し、山麓線を三郷地区に入ると、土砂降りになった。安曇野地方に竜巻注意報が出ているらしい。駐車場に車を置いて会館まで行く道は真っ暗で、道路上を水が川のように流…