2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

 「70年目のきけわだつみのこえ 『自由主義者』上原良司の特攻死をめぐって」

「あの人には二面性がある」とか、「あの人には裏表がある」とか言うときは、よくないという評価の気持ちを込めている。「二面性」のある人はよくない、「裏表」のある人は信用できない、一般的にはそういう見方がある。けれど、「二面性」とか「裏表」とか…

 光る放射線を浴び続ける

海三郎くんから「季論21」春号が送られてきた。新船君、苦労してよくやってるなあ。 最初のところに写真ページがあるのだが、そこに「光る放射能」と題したフクシマからの映像が載せられている。撮影者は森住卓。 まず1ページ。保育園の庭に落ちていた園児…

 「無着成恭 ぼくの青春時代」<2>

人生を通して、ぼくは戦後の教育を体験してきた。たくさんの教師たちがぼくの人生を通り過ぎていった。戦後の自由な教育改革の中から生まれてきた創造的献身的な教師たちの数々の実践と情熱に共鳴し、一方で、戦前の体質を温存して生きる権力的教師たちや、…

 「無着成恭 ぼくの青春時代」<1>

日本図書センターが「人間の記録」というシリーズを出版している。一冊一人、その人の著述・自伝を集めたもので、田中正造から始まり、今で174巻目になるらしい。これはまたすごい。実に多彩な人物像が本人の記録で集大成されている。他者の評論はなく、丸ご…

 田淵行男記念館

先週の土曜日は田淵記念館の「百楽まつり」で、桜も満開だし、家内が、「きょうは、入場料もタダだよ。抹茶のおもてなしもあるよ」と言うから二人で行ってきた。去年から田淵さんとは縁ができていたことも行く気になった原因の一つである。田淵さんはもう故…

 パンツァントゥンが手伝ってくれた

イワオさんが冬に持ってきてくれた柿の枝を40センチの長さに切っていたら、電話が入った。パンツァントゥンが、今から行くと言って、電動自転車でやってきた。今日は早く仕事が終わった。じゃあ、工房で日本語の勉強をするかい。「イワンのばか」を持って来…

 ルアンの送別会

あと5日すれば、ルアンがベトナムに帰る。堀金日本語教室で送別会をした。集まったのは20人。久しぶりに日本人の妻となったフィリピン人の二人が、差し入れを持って来てくれた。日本人と奥さんのベトナム人がかわいい幼子を連れてきた。二組の中国人のお…

 春「世界でいちばん美しい瞬間(とき)」

ヒヨドリは、ヒメコブシの花が相当おいしいらしい。つがいでやってきて、パクパク花を食べる。去年は、それで、花がすっかりなくなって、楽しむこともできなかった。今年は、ちょっと遠慮してもらおうと、パクパクやりはじめたころに、ゴーヤのグリーンカー…

 風力発電所計画の白紙撤回と原子力発電の継続

それにしても、ちょっと分からない。どうしてオジロワシやオオタカは、風力発電の風車が回っているのを前方に見えるはずなのに、そこを避けないのだろうか。 齋藤慶輔氏は、鳥たちの飛び方を説明していた。獲物を探しながら飛翔する彼らの眼は、上空から下の…