2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

 安曇野

初めての写真 写真を取り入れたいと、デジタルカメラを買ってきました。 スーパーで先着十台、格安を買いました。 ほんまに操作はややこしい。 赤ちゃんが生まれて帰ってきた息子に教えてもらっての操作です。 さて、できばえは? 常念岳の雲間から、「天使…

 きびのマントウ

きびのマントウ 信州には、「満州」へ渡った人が多い。 有賀さんもその一人だった。 昭和19年6月、有賀さんは国民学校高等科を卒業して、 中国へ渡り、満蒙開拓青少年義勇軍に入った。 「満州」へ行けば広い土地が手に入る、夢の大地だという勧誘にのせら…

 野の不思議

なぞの正体は? 夜明けの道を横切る黒い生き物、 猫? いや猫より少し大きい。 と、見る間に走り出し、あぜ道を東に向かって、 矢のように疾走していく。 しっぽが長い、なんだあれは。 尋常の速さではない。 キツネにしては小さいけれど、 やっぱりしっぽか…

 ガレージを建てる

変化していく のろまな頭 いま、2間×4間の広さの、物置にも使えるガレージを建てている。 主な材料は、奈良から持ってきた間伐材の丸太と家屋の古材で、 家屋の古材は、家の解体業者からたタダでもらったものだ。 業者の廃材置き場には、大和の大きな古民…

 痛む心と悼む心

人の痛みを感じて、私の心が痛む 友人の通信が送られてきた。 彼は西国三十三所観音霊場を巡礼している。 そのことについて書いている文章の中で、 一人の社会主義者との出会いをつづっていた。 労働運動の闘士であったその人も友人と同じ観音霊場をめぐって…

 知らないで、ムードで動く危険

滅びゆく国家 日本はどこへ向かうのか 市の図書館へ行ってきた。 五つの町村が合併してできた市だから、五つの図書館がある。 元穂高町の図書館は、北アルプス側が全面外界に開かれていて、 直接外の空気を吸うことができる。 勉強をしている高校生らしき子…

 一瞬の判断

一瞬の判断 ランがぼくを起こしにきたのは四時二十分だった。 来るな、と感じたのはその数分前、 廊下で寝ていたランが動き出す気配が聞こえ、それで目覚めた。 ランが起こしにくるのは、毎朝、これぐらいの時刻だ。 ぼくの足をなめたり、鼻を身体に押し付け…

 サッカー・ワールドカップ決勝

サッカー・ワールドカップ決勝 イタリアの歓喜とフランスの落胆、 勝敗は、数知れない必然と、 これまた数え切れない偶然の結果。 勝負の結果は、 一方を明に、一方を暗に分ける。 イタリアチームの顔に笑顔が爆発し、 フランスチームの顔には失望が影を落と…

[安曇野] 白樺

白樺 白樺の木を一本買ってきて家の入り口近くに植えた。 まだ幼木で、背丈は3メートル近くあるけれど、 幹の太さはぼくの足の親指ほどだ。 ひょろっと伸びた白い幹の上部についた小さな葉っぱの、 風の吹くたびにひらひら揺れるのが、可憐だ。 ぼくはとお…

  お日さまとポンキー

お日さまとポンキー ポンキーはほんとうの日の出を見たことがありません。 夕日のしずむのも見たことがありません。 太陽はいつもビルの上から顔を出し、 いつのまにかビルの向こうにかくれていました。 太陽はせまい空をだまってよこぎっていきましたが、 …

 人が育つ社会

人が育つ社会をつくること アキオさんの農場に、 ウーフの世界的システムを利用する旅人、ウーファーたちがやってくるが、 若者からお年寄りまで、日本人、外国人さまざまだ。 この前、一緒に摘果作業をした人は、 日本の関東地方から来られたご婦人で、 定…

 日本で働く中国人の女の子

ホンシャから来た手紙 ホンシャが日本に来て一年がたつ。 奈良県の小さな縫製会社で働く中国の女の子。 週に六日間、朝八時から夜遅くまで残業する。 規定月給は六万円、残業して十万に達する。 三年間働いて資金を蓄え、故郷に帰る。 資金は、弟の学費など…