2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ランちゃん、死んだらあかん

去年、八月の酷暑の日、ランは危うかった。立ち上がれず、水も飲めず、獣医さんに診てもらって、三日間動物病院の世話になり、助かった。 今年もひどい暑さだ。ランはひたすら耐え忍ぶ。 家の軒先の日陰で過ごしたり、玄関の土間で寝そべって、トイレに行き…

池澤夏樹、小説「また会う日まで」

新聞の連載小説を、毎朝読んでいる。池澤夏樹の「また会う日まで」。 この小説の連載開始は、今月の八月一日だった。その日、「この小説は読まねばならない」という思いがふっと湧いた。この小説が池澤の遺書のような気がしたのだ。彼は、1945年7月7日…

大嵐

昨日の午後の嵐はすさまじかった。 雷鳴がとろき、強い東風がしのつく雨を横殴りに吹き付ける。バリーン、裂くようなカミナリ。危険を感じて、パソコンの電源を切る。激しい風と雷雨は二時間ほど続いた。 嵐が去った今朝、日の出前の、ランとのウォーキング…

緑樹の木陰を 街路にも病院にも

ぼくは何度か発信してきたけれど、無名の一市民の意見なぞ風のごとく、過ぎ去っていく。 この炎天下、野の道を歩く人は一人もいない。朝、四時ごろ、日の出前、この時ばかりは、すがすがしい。野を見渡せば、あっちに一人、こっちに二人、歩く人を見かける。…

熱射のなかで

熱中症にはならない、と自分では思っていたけれど、昨日畑で草取りをしていたら、あまりの暑さで、これは異常だ、危ないと感じて、中止して帰ってきた。 青年期の山岳活動の体験があるから、これぐらいの暑さなんかへっちゃらという意識がある。過去の体験記…

教育実習の本質とは何だろう

コロナ禍で、文科省が教育実習ができない場合、やむをえず「実習なしも認める」という方針を出した。 実習なしでも資格が得られる、というのはよくない。けれど実習の受け入れができず、学生が教員の資格が取れないとなってしまうのもよくない。苦肉の策が、…

戦時の中西悟堂、槍ヶ岳に登る

1943年というと、敗戦の二年前。日本海軍は敗北を重ねて、南の島の日本の駐屯軍も一般の人も玉砕を始めていた。学生も動員されて戦場に向かった。翌年、日本に併合されていた朝鮮にも徴兵制がしかれ、コリアンが日本兵として動員された。そして沖縄戦に…

上高地小梨平キャンプ場でクマ襲撃

コロナで人が激減している。上高地の小梨平キャンプ場にテントを張って寝ていた人を、クマが襲ったというニュース報道があった。キャンパーの食料を獲ろうとしたらしい。 例年なら、人ばぞろぞろ、キャンプ場は大にぎわい、クマが出没するなんてありえない。…

雷鳥計画は無理

中央アルプスの木曽駒ヶ岳にライチョウを復活させようという環境省の計画が動いている。 昔は木曽駒にもライチョウがいた。それがいなくなり、最近、北アルプスの乗鞍岳から成鳥を移住させたり、卵を持っていったり、復活計画をいろいろやっていて、前回は、…