2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

 さすが大阪や

今日も一日、ごくろうさん 午後5時を過ぎた大阪環状線の電車のなかは、少し混み始めていた。 停車した駅のホームから、降りる人と入れ替わるように七、八人の乗客が入ってきた。 そのなかに50代ぐらいの、いかにも労働者といった感じの、日に焼けた大柄な…

  『信濃むつみ高等学校』

地球が学校、その修学旅行 松本市にある、「地球が学校」という『信濃むつみ高等学校』に、大きな魅力を感じている。 長年やりたいと思いながら、ぼくには実現できなかったことを、その学校は実現し、実践している。 7年前、ぼくは「森の学校、創造の森学舎…

  今朝、氷点下5度

凍った小松菜と太陽が当たって凍結がとけた小松菜 この前の氷点下4度で、庭の植物がいっぺんに変化した。 つるを伸ばしていた雲南百草の鮮やかな緑葉が、夜があけたら完全に黒くしおれてしまっていた。 おかげで朝の野菜ジュースの素がひとつ減った。 アジ…

 安曇野シンポジウム(2)

本日、安曇野に雪降れり。 「世界でいちばん行ってみたい国はどこですか、と問えば、スイスと答える人が多いです。 では、スイスと言うと、どんなイメージですか。」 ぼくの頭には、マッターホルンが浮かんだ。続いてテラスに花を飾った家々。 スイス・ツェ…

  安曇野シンポジウム (1)

下校していく子ども 「山岳と田園が育むよさを大切にし 暮らしやすさを みんなで共有できるまちの実現に向けて」 というシンポジウムに参加してきた。 日曜日の午後、豊科公民館ホールでの参加者は200人ほど。 パネリストは、 涌井史郎 (造園家、桐蔭横…

 トイレへの通路完成

「休憩しまっしょ。」 孝夫君の大家さんの庭木の剪定に来ていた植木屋は、トラックからブドウを4房持ってきて、 2房をくれた。 「こういう工事は難しいね。ほう、柱は稲架かね。曲がってるから、たいしたもんだ。プロだね。」 「いやあ、素人、素人。ボラ…

  『鞄や yumu』

優子が京都の「喫茶&雑貨 ふふふ」で、自作のかばんを展示するという案内のはがきをもらった。 案内状の制作者名は「鞄や yumu」。 大阪からの帰りに寄ってやろう、どんな作品を作っているかな、 と、姪の結婚式に出席してその晩は神戸の息子の家に泊ま…

 リンゴ収獲

常念岳の初雪は10月20日だったが、2度目の積雪が先日あった。これが根雪になるかな。鹿島槍のほうの峰峰は、もっと真っ白になっている。常念岳の麓、正面の谷が、烏川渓谷。そこまでランを連れて散歩することがある。熊も猿も狐も出没するところで、獣…

 お神輿を担いだ中国人研修生

国に帰るホン・シャ ――お祭りで、おみこしを担ぎましたよ。 私は3年間の研修を終え、いよいよ11月末に帰国します。―― 奈良県御所市の縫製工場で働いていた中国人研修生、ホン・シャから、手紙が届いた。 御所市の公民館でボランティア活動をしていた「国…

 『一身独立して一国独立す』

加藤周一「高原好日 20世紀の思い出から」 加藤周一が、「高原好日 20世紀の思い出から」という本を出している。(信濃毎日新聞) 加藤周一は、医者であったが、評論家・作家として活動してきた。 眼光紙背に徹す、それは彼の論においても、まなざしや風…

 菊芋

小春日和、ぼくは大工 倉庫の2階に住んでいる孝夫君たちへ、今、建物の外にある簡易トイレへの通路を作っている。 孝夫君がもらってきた「はざ」(稲架)の丸太を切った柱を立てていると、孝夫君の住居の大家さんが家から出てきた。 大家のHさんは、80何…

 「希望社会への提言 2」

「希望社会」を実現させる市民力は? 「希望社会への提言 2」が掲載された(朝日新聞 11/6)。 「地域連合国家・ニッポンへ」という見出しで、 「暮らしにかかわることはすべて地域政府が決め、 そこでできないことだけを中央政府に委ねる。 地方自治体を地…

「紅棗(なつめ)がみのる村から」

新しい歴史をつむぐ人 松本市中央公民館で開かれていた「紅棗(なつめ)がみのる村から」写真展を観てきた。 「紅棗(なつめ)がみのる村から」というブログをインターネットで見つけたのは、いつだったか。 ときどき開いては読んでいた。 何ともいえない素…

 「希望社会への提言 1」

今朝、羊雲が秋空をおおっていた。「秋は喨々と空に鳴り‥‥」 希望の国、希望の町10月29日の朝日新聞の朝刊は、1面全部を社説にとり、 「希望社会への提言1」を掲載していた。 これから週1回、シリーズでこのテーマの社説を掲載するそうだ。 「生き甲…

 『昭和万葉集 巻七 山河慟哭』

絶望と希望 《どん底からの出発》 戦争が終結した8月15日、ぼくは小学校2年生だった。 夏休みの昼下がり、井戸端からラジオのある家のほうを向いて立っているぼくの姿が目に浮かんでくるのだが、 その日の家族の記憶はぼんやりとかすんでしまっている。 …

 大カエデと二つの太陽

大峰高原の大カエデ安曇野、池田町の大峰高原に大カエデがある。 今紅葉真っ盛りというので行ってきた。 終戦直後にこの大峰高原に開拓者たちが入ったとき、 この大カエデが発見され、 幹1メートルを残してばっさり伐られたが、再び樹は枝を伸ばした。 標高…