2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

 オオルリ観察会

河原に下りていったら、対岸の木に止まっている小鳥を見ている人がいる。こちらを見て笑顔で、 「いますよ」 と言った。 「います?」 オオルリがいる? 対岸の木の中ほどの枝に、青い色の小鳥が見えた。烏川渓谷緑地の事務所から借りた双眼鏡を目にあてた。…

 上高地開山祭

上高地の開山祭に行ってきた。ピーカーン最高の晴れ、気温も上がった。安曇野から梓の谷に入り、沢渡に約1時間で着いた。バスターミナルに車を置いて、バス乗り場に行くと上高地行きの8時台のバスは出た後だった。料金を調べると、タクシーに4人乗ればバ…

 ヘビとゴキブリを飼っている

写真:おもしろいね、この家 チンパンジーの研究家、松沢哲郎の文章が今日の教材だった。松沢は日本の動物心理学者・霊長類学者であり京都大学の教授である。 「声を出して教材を読んでください」 マンツーマンの指導、シュンはぼくの前に座っている。シュン…

 知らなかった日本国憲法の成立過程

写真:薪と井戸ポンプのある家で 新聞を読んでいて、しばしば新しい発見をもたらす文章に出会う。ぼくの認識不足の頭脳が刺激され、活力が湧く瞬間だ。 4月になって「新聞と9条」(「朝日」)という連載コラムが始まっている。今日が15回目だ。この「新聞と…

 日本語教室の花見

花見に行こう、と日本語教室に来ている外国人たちと決めていた。どこか花見のできるところへ行って、桜を愛で、楽しんでもらおうということで行き先を探したが、いくつか桜のきれいな所はあるものの、ここぞというところが安曇野に見当たらない。教室スタッ…

 ヒバリ、スズメ、ヒヨドリ、カラス

ひさしぶりに初ヒバリ。 朝5時半からランとアルプスあずみの公園まで、ゆるやかな坂を上っていった。3寸ほどに伸びた、公園手前の麦畑から、一つの黒点が細かく羽ばたきながらまっすぐ上空に上っていく。さえずり声はヒバリ。なつかしのヒバリだ。たった1羽…

 桜の命、アリの命、人間の命

冬の寒気と春の暖気が、気まぐれに入れ替わり立ち替わりやってきて、 春の到来を待って出てきた生き物たちを翻弄する。 キアゲハが、出てきたとたんに、氷点下の寒気が襲った軒下で動けなくなっていた。太陽が昇り気温がぐんぐん上がる10時ごろ、キアゲハを…

 27日は上高地の開山祭

上高地の開山祭が今月27日にある。これまで開山祭もウェストン祭にも行ったことがない。洋子が、行こうかと言う。心が動き、行くことにした。 初めて上高地に入ったのは、1955年の18歳の夏だった。 その前年の1954年、高校の学級担任だった野村先生に連れら…

 日曜日、古い材木をもらいにいった

自転車に乗って投票所に行く途中、イワオさんの家からチェーンソーの音が聞こえてきた。堅い木を切っているような音だ。 投票場には役所と区の役員が投票箱を部屋の真ん中に置いて、取り囲むように座っていた。新区長のカズトさんがいる。最敬礼してニヤリと…

 ユートピアを夢見る人間/トルストイのコミューンそして辻井喬

「理想の村 マリナレダ」(ダン・ハンコックス 2014年12月太田出版)は、スペインに生まれた一つのコミューンの歴史を描いている。そこは完全な自由をめざす思想を基軸にしたマリナレダという村で、スペインがたどってきた歴史の数々の荒波、戦争・内戦・経…

 天皇皇后「パラオ、慰霊の旅」と 澤地久枝「ベラウの生と死」

パラオ共和国を、いま天皇皇后が訪れている。パラオは、ベラウとも呼ばれている。この国の憲法の表紙には「BELAU」と書かれ、土地の言葉の呼び名は「ベラウ」である。パラオは第一次世界大戦後のパリ講和会議によって日本の委任統治領になった。その後、日本…

 3人のベトナム人青年のスピーチ

先週土曜日、三郷公民館で外国人のスピーチの会があり、堀金公民館で日本語を教えてきた農業技能実習生ベトナムの3人が発表してきた。ぼくはそれを必ず聴きに行くと言ってあったにもかかわらず、車のタイヤ交換を夕方から始めて、冬タイヤをはずしてノーマル…

 ハギさんが逝った

一昨年、マルちゃんの手紙で、ハギさんがガンの手術を受け療養しているということを知り、ぼくはそれを心に置きながらハギさんにお見舞いの手紙も書かずにいた。半年近くたって、かつては親しい友人だったハギさんに、何の連絡もしないのかという思いがわき…

 危機にある代表制、議会の変質 <カウンター・デモクラシーの重要性>

4月12日は県議会の議員選挙だ。当地選挙区ではまたもや無投票の選挙になるかと危惧していたら、新人、それも理想と情熱をもった若い男性が候補者として名乗りを上げるようで、そうすると選挙戦が行なわれることになる。やっと沈滞ムードの選挙区に少し活気が…

 反骨の教え子シンジが白馬に来た

朝のウォーキングから帰ってきて、朝食をとっていたら電話がかかってきた。口のなかにふかしジャガイモが入ったところだったから、モゴモゴ食べながら受話器を取る。名乗った相手は、なんとシンジだった。 「いま、白馬に来たとこやねん。」 「えーっ、ハク…