2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

 『うさぎ追ひし かの山』

一昨日、「扇町コーラス」は地元のデイサービスセンターで毎年恒例の合唱をしてきた。 センターには30人ほどの高齢者が、椅子を並べて「扇町コーラス」を待ってくれていた。「扇町コーラス」のメンバー15人がその前に立って、最近練習している二曲を歌ってか…

 ネズミ退治

二日前に久しぶりの雨が降って、やっと乾燥した畑がうるおった。まいた黒豆が少ししか芽を出していないから、もう一度芽の出て来ないところに種を播いた。そこへ雨が来たから、これで何とか新しい芽が出て、いくらか収穫できるかな。 今年は梅の実がたくさん…

 「夏休みを10日間にする」という記事

今朝の新聞に「夏休みを10日間にする」という記事が出ていた。 まさか!何を考えている!という思いが噴き出して記事を読んだ。 静岡県吉田町では、来年度から小中学校の夏休みを最短で10日間に短縮する方針を決め、19日夜から保護者への説明会を始めた…

 雨が欲しい

黒豆が、播いた種の3%ぐらいしか芽が出ていない。かなり日数が経っているのに。去年までは、一斉に芽吹いていたのに。 芽の出る時間差は当然あるが、今年の芽の出方は、差が大きすぎる。雨がなく、土の乾燥が進んでいるからかなあ。 そこでこの二日前から…

  ⑧  二つの出来事

<第一話> ぼくらは並んで公園を歩いていた。ぼくは両手にストックを突いている。 「財布、うしろのズボンのポケットに入れてない?」 洋子が聞いた。 「うん、うしろポケットに入れている。」 「後ろの二人組、さっきポケットに手を伸ばしていたよ。私が見…

  ⑦ 鳥の歌

トレドのカテドラル前の路上でチェロを弾いていたChiki Serranoから買ったCDの最後の曲は、カタルーニャ民謡『鳥の歌』だった。この歌を聴いてほっと心が安らいだ。 『鳥の歌』を初めて聞いたのは、カザルスの演奏を録音したCDだった。その演奏は1961年11月1…

    ⑥  この国の人びと

「ガウディ通り」の散策路に置かれたベンチに座って、道行く人々をなんとなく眺めていた。さわやかに晴れ、プラタナスの木陰は気持ちよい。街路の真ん中に泉水があり、鳩が飛んで来て水遊びをしている。街路や公園に、座りたいなと思う時に座れるベンチがあ…

   ⑤ 「サン・パウ病院」

宿が「サン・パウ病院」から道路を隔てたところにある。旅に出る前に、「サン・パウ病院」が世界遺産であるということを知ったものの、いったいどんな病院なのか、なぜ世界遺産なのか、肝心のことは何も知らないままに出かけた。バルセロナでの第一夜が明け…

  ④ ストリートミュージシャン・辻音楽師

「辻音楽師」、現代は「ストリートミュージシャン」、そのイメージがすっかり変わった。 まずはマドリードの王宮の前庭、人通りは少ない。かすかにアコーデオンの音色が聞こえた。まぎれもないアコーデオン、音色を聞き間違えることはない。音に誘われ木々の…