安曇野
今朝は五時半ごろ、ランと散歩に出た。小ぬか雨が先ほどまで降っていたが、ちょうど止んでいた。道は少し濡れている。西の里山には雲が低くかかっている。東の空は雲が高く明るい。傘なしでも大丈夫だろう。 出かける前に、左ひざのストレッチをしたから、痛…
朝のランとの散歩で、半年ぶりぐらいになるか、Hさんに会った。黄色く色付いてきた稲が頭を垂れている。Hさんのつくっている畑には、里芋、秋ジャガ、キウリ、松本一本ネギ、ダイコン、ササゲなどいろんな作物が育っていた。その作物のどれもに、Hさんの…
日本語教室へ日本語を学びに来ているベトナム人実習生たちが富士山に登る計画を立てていたから、登山や山の知識を教え、計画実行上のアドバイスをしてきた。高度100メートル登れば何度気温が下がるか、風速1メートルの風が吹けば体温が奪われる、体感温度は…
五日目、福島の親子は帰途につきました。まったく天候が不順で、快晴の日は一日もありませんでしたが、子どもたちは元気で、雨の止んだ時や小雨の時には、虫取りや川遊びに出ていって、すっかり森の子、川の子です。野性の環境に置かれた子どもは、野性を自…
第6回目になる福島の親子を招くキャンプが14日から始まりました。いつものとおり、地球宿がベースキャンプで、どあい自然公園の「どあい冒険くらぶ」が幕営地です。 あいにく天候が雨模様ですが、黒沢の谷に子どもたちの元気な声が響き渡っています。15…
今朝はゴミ当番だ。7時から8時の間にゴミ集積ステーションへ村の人たちが持ってくる「燃えるゴミ」の袋を見守る。盆だから量が多いようだ。当番はトシ子さんとぼくの二人。 根っからの農婦のトシ子さんは、やってくる人やってくる人と、陽気に声をかわす。軽…
ローテンブルグの小川 この猛烈な日照りの中、犬を連れて散歩する人はいない。人間よりも犬の方が道路に近い。熱の照りかえしをもろに受ける犬は熱に焼かれてしまう。ランとの散歩は朝の4時代、5時ごろからで、6時になると太陽はすでに東山を離れて高く上…
これまでもう何年も花が咲かなかったガクアジサイが今年は花をつけた。これまで花をつけないから、いろいろ株に手を加えてきたものの、効果がなかった。ところが今年は、何が変わったのか、花をつけた。何がそうさせたのだろう。ヤマアジサイは毎年順調に育…
一昨日、「扇町コーラス」は地元のデイサービスセンターで毎年恒例の合唱をしてきた。 センターには30人ほどの高齢者が、椅子を並べて「扇町コーラス」を待ってくれていた。「扇町コーラス」のメンバー15人がその前に立って、最近練習している二曲を歌ってか…
黒豆が、播いた種の3%ぐらいしか芽が出ていない。かなり日数が経っているのに。去年までは、一斉に芽吹いていたのに。 芽の出る時間差は当然あるが、今年の芽の出方は、差が大きすぎる。雨がなく、土の乾燥が進んでいるからかなあ。 そこでこの二日前から…
カラスが 巣をつくっています。 あんなに木のてっぺんに、 コウノトリみたいだ。 卵を温めているのか、 ヒナがいるのか、 ときどき親鳥が帰ってくる。 まだ芽吹かない木、 巣が丸見えだ。 木に近づくと、 親ガラスがけたたましく 警戒の声をあげた。 ボケの…
安曇野の西部、山沿いにいくつか温泉施設がある。 三郷の「ファインビュー室山」は、小山の上にあり、野天風呂から安曇野が見わたせる。湯の中で肌に触るとつるつるする。 改築された穂高の「しゃくなげ荘」は中房温泉に行く途中に源泉があり、そこから引き…
昨日、安曇野市役所の大会議室で、屋敷林フォーラムがあり、参加してきた。 基調講演は、信州大学の佐々木邦博教授が、緑地の役割と日本の緑地環境について話され、つづくパネルディスカッションでは、東京都武蔵野市、富山県砺波市、そして安曇野市のそれぞ…
昨年夏の「福島の子どもたちのキャンプ」で。 ★ ★ ★ 畑の向こうから大音声が響いた。電柱ほどのコンクリート柱、その先端に取り付けられたスピーカーが数キロメートル先まで声を届ける。緊急放送だ。 「安曇野市と安曇野警察から、行方不明者のお知らせです…
待機児童問題、1年経っても変わっていないと、 武蔵野市を中心に、待機児童の問題に取り組んできた保護者が訴えている情報がとどいた。 4年連続で入園できず、兄弟が別々の園に入っている。子どもを保育園に送り届けるだけで1時間かかる。両親フルタイム正…
ハ―君がバイクの免許を無事取得した。再試験の当日、朝から試験場に行く予定をしていたら仕事が入って、午前中はそれに従事しなければならなくなり、午後一時半からの塩尻のセンターでの試験に間に合いそうになくなった。それを知った日本語教室の高橋さんの…
技能実習生として日本の建設企業で働いているハー君に日本語を教えている。彼は、住んでいるところから堀金の日本語教室まで自転車で一時間かけてやってくる。冬の期間はかなり大変だ。日本語教室は日曜日の夜七時から九時までだ。勉強が終わって寮まで帰る…
朝食の鉢の上にたっぷり積まれたレタスの葉、 みずみずしい緑葉に、 黄色い針のようなものがくっついている。 今朝は氷点下3度、 昨日の雪が、庭の菜園の畝間に残っている。 レタス、キャベツ、白菜、 小松菜、太ネギ、大根、 ホウレンソウ、 どれもこれも…
自転車の荷台に箱を積んだ人が、自転車を押して歩いていました。年老いた女性でした。その横を、トラックや乗用車がスピードを緩めずに飛ばしていきます。道路の脇には歩道はなく、草が茂り、すとんと下がって田んぼになっていますから、怖くて自転車に乗れ…
田舎の村の合唱クラブ「扇町コーラス」は31年の歴史を刻んでいる。昨日、町の芸能祭で合唱を発表した。総勢19人。 この春、これまで11年間指揮してきた82歳の平林さんが引退し、代わってコーラスメンバーの大友さんが指揮をすることになった。まった…
日野原重明さんが先日書いておられる記事は、安曇野の鳥居山荘での集いの話だった。 毎年そこで開かれる名古屋聖書研究会の「夏の集い」に、日野原さんは今年も参加しておられた。山荘での集いの夕食に大好きなトウモロコシが出た。日野原さんは塩を少しふっ…
秋休みで孫娘が来て一週間暮らしていった。小学校二年生、いまどき秋休みが一週間もある学校って、珍しいだろう。授業数を増やせ増やせの号令と企業の超過勤務・異常残業と重なるものがある。異常残業で自殺した若い女性社員がいたましい。 日本はどこか変だ…
庭の白樺の一本、 葉がまだ色づいてもいないのに、ほろほろ舞い落ちて、 わずかに木に残っている葉ももうすぐ散るだろう。 木が弱っているのか、カミキリムシなのか。 カミキリが幹に穴をあけて卵をうみつけないように注意して、寸前に三匹この夏つかまえた…
福島に帰る朝、エイトちゃんがひとり、地球宿の庭で小さなポリ袋を開いていた。4歳のエイトちゃんは、「どあい冒険くらぶ」のキャンプ場で、自分の指の爪ほどの虫を2匹つかまえ、土といっしょにポリ袋に入れて地球宿に持ち帰った。今日、家に帰るからこの…
めずらしくヒバリを見た。この季節、水田に早苗が植えられ、麦が穂を出している。子どもの頃は、野に出るとヒバリのさえずりが聞こえ、春の野はヒバリの協演だった。ヒバリは麦畑に営巣していた。 田淵行男が「安曇野挽歌」で、「ヒバリの声も聞こえない」と…
先週の土曜日は田淵記念館の「百楽まつり」で、桜も満開だし、家内が、「きょうは、入場料もタダだよ。抹茶のおもてなしもあるよ」と言うから二人で行ってきた。去年から田淵さんとは縁ができていたことも行く気になった原因の一つである。田淵さんはもう故…
イワオさんが冬に持ってきてくれた柿の枝を40センチの長さに切っていたら、電話が入った。パンツァントゥンが、今から行くと言って、電動自転車でやってきた。今日は早く仕事が終わった。じゃあ、工房で日本語の勉強をするかい。「イワンのばか」を持って来…
あと5日すれば、ルアンがベトナムに帰る。堀金日本語教室で送別会をした。集まったのは20人。久しぶりに日本人の妻となったフィリピン人の二人が、差し入れを持って来てくれた。日本人と奥さんのベトナム人がかわいい幼子を連れてきた。二組の中国人のお…
ヒヨドリは、ヒメコブシの花が相当おいしいらしい。つがいでやってきて、パクパク花を食べる。去年は、それで、花がすっかりなくなって、楽しむこともできなかった。今年は、ちょっと遠慮してもらおうと、パクパクやりはじめたころに、ゴーヤのグリーンカー…
北海道で野生動物専門の獣医師をしている齋藤慶輔と、オーストラリアの先住民アボリジニを研究し、『精霊の守り人』で国際アンデルセン賞を受けた作家、上橋菜穂子との対談は、野生生物と人類の行く末を暗示していて、衝撃的だった。 北海道では、オジロワシ…