心の中に仲良くしたい声がある

 ひで みっちゃんからのメールに、「日本人が韓国でフリーハグをしてみた映像」(http://feely.jp/3656/)というのが添付されていたから、のぞいてみた。
 日本人が韓国の街なかを歩きながら、手にもった板をかかげている。板には韓国の国旗と日の丸が画かれていて、ハグしようと書かれている。すると、向こうからやってくる人の中から進んでハグしてくる人が次々と出てきた。カメラはそれをとらえていく。
 ふーん、庶民はやっぱり根っこは自由だねえ。縛られていない人は、人間の素顔になる。そういう人が、こだわりなくハグしている。
 映像を見ていると、フリーハグしている人は、周囲の人からどう思われるかという心配をもっていないようだ。気にしていない。ハグしながら笑顔が出ている。
 個人を束ねてしまう党派や集団とやらに所属すると、自分の考えで自由に行動することができなくなる。まずフリーハグはできないだろう。党派や集団に所属していなくても、社会や国民の意識の枠に縛られている人もできない。心に縛りを感じている人は、自縄自縛で動けない。
韓国や中国を嫌ったり憎んだりしている人の脳中を占めている情報を分析したら、憎しみ、怒り、嫌悪などの感情をかきたてる情報がつまっていて、柔軟な思考をできなくしてしまっていることが分かるだろう。この思考は攻撃思考に転換しやすい。
 シリア、イラクにおけるシーア派スンニ派の衝突、ウクライナでのロシア系とウクライナ系との衝突、旧ユーゴで、ルワンダで、いたるところで、情報に踊らされて、破壊感情を増幅させられた人たちの攻撃が行われてきた。
 攻撃感情に縛られている人は苦しい。他者だけでなく、結局自己をも破壊する。

 この実験から分かることは、人は何を願っているかということだ。
ひで みっちゃんは、こう書いていた。

 <集団的自衛権の行使容認を考えている人も、
きっと身の回りの大事な人の安全と平和を願っていると思います。
国が大きな利益誘導によって振り回されていても、
市民レベルでは誰も争い事は望んでいないですよね。
そんなことが分かる動画があったので
気が向いた人が見てくれたら嬉しいです。>