月曜日、火曜日、水曜日



 一昨日の夜は、啓子さんを忍ぶ会だった。
 扇町コーラスの練習日が、追悼会になった。
 いつも啓子さんが座っていた席に遺影が置かれ、20人のメンバーみんなで黙祷をささげた。
 これまで練習してきた歌の中から、お別れの歌を3曲、
千の風になって」「アメイジンググレイス」「さようなら」、
全員で歌った。
 啓子さんの思い出が、みんなの輪の中に出た。
 高校の体育の教師をしていたときは、体操を指導した啓子さん、
バランス感覚はある、体力もある、
 何故、突如命を奪われたか。
 拾ヶ堰の水は冷たかっただろう、苦しかっただろう。
 安らかにお眠りください。

       ☆   ☆  ☆

 私のブログを訪れてくださった「グリンティ」さんが、「安曇野ひかりプロジェクト」の「福島の親子保養ステイ」に寄付をしてくださった。
 ぼくのブログに書き込まれたコメント、どなただろう、知っている人かもしれない、と思っていたら、
 昨夕、「グリンティ」さんから電話があった。
 「振り込みました」
 やっぱり、よく知っていた人だった。大阪の福井さん、ぼくが初めて赴任した淀川中学の第二期生。
 はるばると、この地の活動に貴重な志を贈ってくださった厚情。
ありがたし、ありがたし。
 お礼をのべて電話を切った後で、「グリンティ」さんが福井さんであることを確かめず、それが当然であるかのように話していたことに気づいた。
 まずまちがいないとは思うものの。
 グリンティは、緑茶です。

       ☆   ☆   ☆

 古本があれば寄付してください。
 啓子さん追悼につづくコーラス練習が終わったところで、ぼくはコーラスメンバーに呼びかけた。
 「福島の親子保養ステイ」プロジェクトの資金が不足しています。
資金を少しでも補いたいです。
 ぼくは、21日にプロジェクトの企画する「ドッカーンイベント」で、
「おじいさんの古本屋」という店を出します。
 いくらかでも買ってくださる人がいるならば、助かります。
 リンゴ農家の正さんが、応えてくれた。
 今朝、正さんは、軽トラックに古本を積んで持ってきてくれた。
 ダンボール箱に6つ。子どもたちが読んでいた本。
 「こんなにいただいていいですか、お孫さんができたら‥‥」
 「いや、孫はいます。子どもたちはこれらの本は放していますから」
 たぶん奥さんもプロジェクトに積極的に共鳴してくださったのだろう。
 贈られた本を見て、正さんの子どもたちがこれらの本を読んで育ってきた姿が頭に浮かんだ。
 一冊一冊に、お父さんお母さんと読んだ子どもたちのキラキラ光る眼を感じる。
 本を持ってきてくださった正さん。
    人生感意気 功名誰復論
 人生意気に感ず、正さんの心に感謝する。