大カエデと二つの太陽

       大峰高原の大カエデ

安曇野、池田町の大峰高原に大カエデがある。
今紅葉真っ盛りというので行ってきた。
終戦直後にこの大峰高原に開拓者たちが入ったとき、
この大カエデが発見され、
幹1メートルを残してばっさり伐られたが、再び樹は枝を伸ばした。
標高1000mでの開拓はうまくいかず、開拓者たちは去り、
その後、この地に牧場ができた1968年に再発見されたという。
幹周り3.25m、高さ11m、樹齢250年とか。
テントを張っていたおじさんが、自家農産物を売っていた。
大きな大根1本100円。
1本だけ買って帰った。


         太陽が二つ

11月1日、日没。
蝶が岳、鍋冠山の向こうに日が沈んでいく。
山の上に雲があり、雲を通して日の光が射してくる。
妻が叫んだ。
「太陽が二つあるよ。」
見ると、太陽の右手にもう一つ太陽がある。
ほんとだ、太陽が二つだ。
はて、不思議。
どういうことだろう。
見ていると、今度は本当の太陽の左に、もう一つ太陽。
三つも太陽。

雲の向こう側を通ってきた太陽光が雲の間から漏れてできた現象であろうか。