リンゴ収獲

 常念岳の初雪は10月20日だったが、2度目の積雪が先日あった。これが根雪になるかな。鹿島槍のほうの峰峰は、もっと真っ白になっている。常念岳の麓、正面の谷が、烏川渓谷。そこまでランを連れて散歩することがある。熊も猿も狐も出没するところで、獣の匂いが強いから、ランの鼻が猛烈に刺激されるのだろう、クンクン鼻を鳴らして地面を嗅ぎまわり、鼻を空に向けて匂いをキャッチしようとする。
 常念岳アップ。この山の向こうに上高地があり、穂高の山群がある。常念の左に行けば、蝶が岳、大滝山、右に行けば大天井岳、そこで分岐して槍が岳、燕岳につづいている。常念の山小屋ももう戸閉めしたようだ。山の熊も冬ごもりしたかな。
 右の尖った二つのピークが、鹿島槍の北峰と南峰、左の山は爺が岳鹿島槍東尾根三の沢の登攀、冬の東尾根第1岩峰・第2岩峰を登って登頂したこともあった。仲間が遭難したのは積雪期ダイレクト尾根から稜線に出たときだった。救助に行って、3人の遺体を降ろすのは困難を極めた。
 暁生君のおぐらやま農場でリンゴの収獲をした。オーナーになっている樹のリンゴだ。今年は温暖化の影響が出ているのだろうか、もう少し収獲を遅らせたほうがよかったかもしれない。収獲してから、リンゴの実に緑の部分が多いのに気づいた。甘さももうすこし置いておいたほうがよかったかもしれない。「フジ」はこれから出回る、長持ちしておいしいリンゴだ。
すこし青いのは、リンゴポリフェノールが多いから、体にいいとか、TVで放送していたなあ。
 よく熟すと香りもいいようだ。樹についているのは一見よく熟しているようなんだが。樹によっても違うようだ。よく熟すと鳥も食べにやってくる。