天然酵母を起こしてパンを焼く


       かあちゃんのパンづくり




 こんなすてきなパンに焼けた。
上は、レンコンとゆず胡椒入り
下は、紅茶(アールグレイ)とプルーン入り



かあちゃんがはまっている天然酵母パンづくり。
天然酵母を起こして元ダネをつくり、二日に一回焼いている。
酵母菌は自然界のどこにでもいるもので、それぞれそのものによって味や風味が異なってくるから、
いろいろな酵母を起こしては作り、毎回微妙に異なるおいしいパンを味わっている、
今日のはサイコ―、なんて言いながら。
パンのモチモチ感は、翌日になっても変わらない、さすが天然酵母
これまで起こした酵母は、干しブドウ、甘夏みかん(無農薬)、杜氏タカオ君の酒蔵でつくった大吟醸の酒かす、バナナ、発芽させた玄米、カスピ海ヨーグルト
現在起こしているのは、バラの酵母、桑の実の酵母。バラの香りがほわっと漂う。
これからやってみようと考えているのは、庭に植えてある小麦から起こす酵母、ハーブの酵母
どんなパンが焼きあがるか、全部異なるから、興味津々。



ビンに入っているのが液ダネ。
左端は「酒かすに、黒豆の煮汁を合わせた液ダネ」
真ん中は「カスピ海ヨーグルトの液ダネ」
右端は「桑の実の液ダネ」


○ビンに液ダネになる材料を半分ほど入れる。
 (果物・ハーブ・玄米・干ブドウ・酒かす・カスピ海ヨーグルトなど)
○ビンの9割ほどになるように水を加え、砂糖(我が家ではきび砂糖)を小さじ1杯入れて、かき回す。ビンの上は少し開けて、ふたをする。
○1日に2回ほど、きれいなスプーンでかきまぜる。
○4、5日で、泡がぷくぷく上がってくる。(酵母の培養)
  これで液ダネのできあがり。


<元ダネづくり>
○小麦粉(強力粉)100グラムに、液ダネ100グラムを合わせ、塩1つまみ加える。
 液ダネは、ものによっては漉す。
○元ダネがぷくぷく発酵してきたら、そこに又100グラムの小麦粉と100グラムの液ダネを入れる。
○再びぷくぷくしてくる。
  (強力粉と液ダネを追加して合わせるのは、2回か3回。我が家では2回)
   これで元ダネのできあがり。


<パン生地づくり>
○強力粉400グラムに、元ダネを全部入れ(全部入れるのは我が家のやり方)、
塩1つまみ、砂糖大さじ1杯を加え、まとまる固さまでこねる。(10分ぐらい)
   強力粉の量は、こねたときにまとまる固さになるように、加減する。
   パン生地のできあがり。


<パン生地の発酵>
○パン生地を容器に入れ、発泡スチロールの箱に入れ、箱の中に水か湯を別容器に入れて置き、ふたを閉める。
○こうして寝かせると、3時間ほどしたら、ふくれてくる。(第1次発酵)
○1.5倍から2倍にふくれたら、おさえて空気を抜く。
○2、30分休ませる。(ベンチタイム)
○型に入れ、発酵させる。(第2次発酵)


<焼く>
○ぷくっと大きくふくらんだら、いよいよ焼く。
○電子レンジのオーブンで焼く。190℃で30分。  

   
これまで作ったなかで強力だったのは、タカオ君からもらった酒かすで、液ダネは、1日で起こった。
カスピ海ヨーグルトと黒豆の煮汁で作ったパンは、おいしかった。
パン生地の段階で付け加えるものによっても、味がいろいろ付け加わっておもしろい。
紅茶アールグレイを入れたら、紅茶の香りがして、焼きたては最高。