イチゴを摘んできて朝の食卓に



今年のイチゴの苗が、50株ぐらいになり、毎朝赤く熟れたのを摘むと、
小型のボールにいっぱいになる。
一昨年、数株の苗を買ってきて、植えた。
数株ではイチゴの実は少ししかとれず、ほんの数回食べただけで、食べたという満足感はなかった。
昨年伸びたツルから苗を取り、育てていったら50ぐらいの株になった。
いまそれらにたくさん実をつけている。
いっさい農薬は使わないから、
いくつか虫に食われているが、
ここらは虫害は比較的少ない。
ナメクジはイチゴを食べるから、
コーヒーのだしがらを乾燥させ、株間にまいている。
ナメクジはコーヒーが嫌いだそうだ。
大規模農場を経営しているSさんのところからもらってきたモミガラも一面に敷き詰めてあるから、
イチゴの実が直接土に接触することがない。


このごろ朝食は、温野菜に、かあちゃんの焼いた天然酵母のパン、
家で作るカスピ海ヨーグルト、そしてイチゴ。
写真の左のビンでは、天然酵母をおこしている。
今回はレーズンでおこしている。
写真右上は、レーズン酵母で焼いたパン。
じょうでき、じょうでき。
かあちゃんの腕前はぐんぐん上がっている。
この前、ちょうど松の新芽、ミドリと呼ばれるのがにょきにょき伸びるときで、
それを使って酵母をおこした。
松のミドリ酵母で焼いたパンは、松の木の香りがした。
自然界にはあらゆるものに酵母菌がいる。
それらを使えばパンを発酵させることができる。
焼くたびに、パンの個性が出てくるおもしろさ。
小麦も全部自家製にできればいいんだが、そこまでまだいかない。


ゴーヤ、イタリアンパセリ、バジル、ルッコラ(ロケット)、サラダ大根などの種をまいたら、
みんなよく発芽した。
ところが発芽が大変よくないのは、インゲン。
種をまいてから2週間ぐらいになるが、いまだ3本しか芽を出していない。
何らかの条件が関係していそうだ。
条件の違いでは、ジャガイモが、抜群に発芽状況のよい畝と、芽がなかなか出ない畝とがある。
サトイモは、ジャガイモと同時に植えたのにまだ芽を出さない。
これは種芋の植えた深さが関係しているかもしれない。
土質、地温、土の水分、肥料などさまざまな要素が発芽に影響しているのだろう。
トマト、ナス、シシトウ、ピーマン、キウリは、朝市で買ってきた苗が育ってきた。
タマネギでは、紫タマネギが大きくなった。
黄色のタマネギは成長が充分ではない。
これも畝の土質が関係していそうだ。


農家のヒデさんが、わが家の前のヒデさん家の田んぼを、今年は休ませるから使ってよ、
と言ってくれたので、その一部にサツマイモとカボチャの苗を植えさせてもらった。
カボチャは生ゴミから芽を出してきたもの。
イカやメロンも植えたいが、
まんずカラスにやられてしまうずら
どうするかな。