日本反戦詩集から

 

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   日本反戦詩集(太平出版社 1972年)から

 

 

 

    「カーキ色の人」の一部

             桜川直子

 

来る日も

来る日も

カーキ色の人は

来る日も 来る日も 来る日も

カーキ色になりきって生きている

  そのことを強いているのは誰?

今日は明日におしながされ

今は昔にすりかえられ

  いったいあやつられているのは誰?

わたしらの歴史のなかで

くりひろげられ くり返されていく

このカーキ色の人の行方を

誰が知っているだろうか

 

 

   ,

<子どもの詩>

 

    地球の最後

          川岳美俊(小学四年)

 

 地球の

 最後は

 きちがい地球

 万の星が

 ばか地球と

 呼んだ