早春賦音楽祭inアルプス公園


5月4日、いい天気に恵まれ、少し雲があったが、常念岳は「常念坊」の雪形を現してきれいだった。自転車で上り坂をこいで行った。少し肌寒く、音楽祭にはもってこいの日和だった。10時からのオープニングの合唱は、みんなの音楽広場、「早春賦」「ふるさとさん」「大地讃頌」の3曲で、指揮は中村雅夫さんと古原さよ子さんだった。
広い公園のなか、5つにステージ分かれ、同時並行して演奏が行なわれた。演奏の合間に川と森のエリアを散策した。こういうところがあったのかと、初めて歩いた道、小川のせせらぎが気持ちよい。ベンチがあったから腰を下ろして、持ってきた本のページを開いた。人も少ないエリアだった。
森の芽吹きが始まっている。うるわしの五月は木々の芽吹きと色とりどりの花々と太陽の輝き。小鳥がさえずっている。


木立の間からかすかに常念岳が見える。山吹の花咲く。
アルプホルンの演奏は、段々原っぱが会場。吹きたい人吹きませんかと声がかかると子どもたちがやってきた。吹いてはみるものの、なかなか音が出ない。ホルンの長さは3メートル40センチある。上高地で吹いているのは3メートル80センチとか。長さが音の高低を生む。この人たちは麻績村からやってきた。このアルプホルン、ぼくも自作してみたいという想いがずっとある。木曽で工房を開いている人がいる。
Dステージでは、盲導犬が前にすわり、中沢さんがマンドリンを弾く。「もしもピアノがひけたなら」ほか数曲。このステージでは、フォーク、。ポッブス、アコースティックギターなどの演奏があった。Fステージはあづみの学校の室内、小中学校の重唱コンクール優秀校が歌った。安曇野市松本市の学校だった。
今日は風が冷たい。日が照れば暖かく、野外のステージの観客席は芝生の上で、腰を下ろしたり寝そべったり。去年もおととしも、暑すぎて木陰に人が集まったが今日は、そういうこともない。午後の部の吹奏楽の祭典には安曇野市内の10校の中学高校と安曇野市内中学校リーダーズバンド、そして松本音楽団に安曇野吹奏学団が演奏した。芝生の観客のぐるりを三方取り囲むようにして、合同演奏をしたときはなかなかの迫力だった。