早春賦まつり


3世代の「早春賦」合唱隊

 インディアンハープの演奏

 わさび畑

 ワンちゃんも日傘をさして



今日は早春賦まつりでした。
去年は仕事で行けなかったから、
今年は行ってみよう、
ずいぶん前から決めていたことでした。
遅い春を待ちわびる名曲「早春賦」は、安曇野が舞台です。
穂高川の畔、右岸堤の上に26年前に早春賦の歌碑が造られてから、
まつりは今年で25年目です。
建物も広場もない、ただ茫茫と広がる穂高川の流域と安曇野を取り囲む山々を見渡すだけの堤防の上、そこがまつり会場です。
「早春賦」を記念する言葉と歌詞が彫られた二つの自然石の間に、ボタンを押すと曲を奏でるオルゴールが設置されています。
穂高川には雪解けの清流が音を立て、
外の堤下は、透き通った湧水の流れるわさび畑です。
今日は北アルプスの雪嶺がよく見え、
蝶ヶ岳常念岳、横通岳、大天井岳、燕岳、餓鬼岳、爺ヶ岳鹿島槍ヶ岳五竜岳唐松岳白馬連峰と連なり、
空高くトンビがたくさん舞っています。


会場にはいくつかテントが並び、抹茶と早春賦まんじゅう、地ビールの無料サービスがありました。
それをいただくと、満ち足りた爽快な気分になり、
春風に吹かれながらベンチに座って開式を待ちました。
参加者の数は多くなく、100人ぐらいでしょうか、200人ぐらいでしょうか。


初めに、小学生とお母さん、そしておばあちゃんという3世代で構成された合唱隊が、
小学生のハンドベルをまじえて「早春賦」と「親つばめ子つばめ」「蛍狩り」などいくつか吉丸一昌の作詞した曲を歌いました。
「早春賦」は、作詞・吉丸一昌、作曲・中田章です。
「親つばめ子つばめ」も、いい曲です。
吉丸一昌の孫と、中田章の息子も参加していて、スピーチをしました。
インディアンハープの演奏もありました。


全員合唱も含め、
何度も何度も「「早春賦」の曲が春の空に流れました。
ささやかな、でも心のこもる、まつりでした。
来てよかった。


この後も、初夏にかけて「早春賦」は流れます。
今日の午後はコンサートホールで「早春賦」コンサート。
5月4日は、アルプスあずみの公園で、早春賦音楽祭。
5月25日は、穂高会館で早春賦音楽祭本ステージ。
この歌を愛する人々の集いです。
こうして作りつづける人々がいて、
人々の心が寄り合っていきます。