冬

     子どもたちの火祭りは「三九郎」
     雪の鹿島槍が岳、爺が岳
     ブナだろうか、この木は。幹の白っぽいまだら模様はブナそのもの。枯葉が冬も残るのはどうなんだろう。
     アマガエルが竹ぼうきで死んでいた。
     工房も雪。木の壁はぴったしだな。
     雪の野に立つ一本の木は心をひきつける。