ウクライナのパラリンピック選手

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 両足.を足首の上で切断したスキー選手が、スキーを付けて、滑っている写真が新聞に出ていた。北京パラリンピックが始まる。ウクライナ選手も参加するという。

 そのウクライナ選手団のニュース。 

 ロシア軍の侵攻が熾烈だ。都市は破壊され、死者負傷者も多数出ている。避難民が続々と国境を越えている。

 ウクライナ選手たちは不安だった。体調、精神にダメージを受けていた。家族の状況も危機的で心配だ。パラリンピック参加どころではない。その葛藤は厳しく激しい。

 にもかかわらず、彼らは競技用具をもって、バスのドライバーに頼んでポーランド国境を越え、ウクライナを脱出した。

 ポーランドからスロバキアオーストリアを経て、イタリアに入った。

 そこから団をつくって、パラリンピック会場へ飛んだ。

 

 パラリンピックの始まりは、戦争による負傷兵らの社会復帰にルーツがあるという。

 両腕のない人がスキー競技に出る。

 

 ウクライナでは、破壊と殺戮が続いている。