昨日の午後7時ごろ、ランは逝きました。
土間に、体を横に倒したまま、時々足を動かして、
もがいているような、夢の中で走っているような動きをし、
弱弱しく鳴いたりしていました。
眼はほとんど見えていなかったようです。
水を飲まず、食べず、
4日間、苦しみ、あるいは夢の中を過ごし、
とうとう命の灯が消えました。
この暑い夏に、水路の水に入るのが好きでした。
谷川からの水に脚を浸し、
何度もじゃぶじゃぶ水の冷たさを味わっていました。
後ろ足が弱って、遠くまで散歩できなくなり、
家の近くを何度も歩きました。
16歳7か月、寿命と言えば寿命です。
けれど、もっと適切な方法もあったように思います。
家族の一員、
寂寥の感が心にしみます。
元気な時、
ランは、夜、居間で一緒に過ごしました。
この16年間、一日に朝夕3~4キロは歩いたから、
一緒に歩いた距離の総合計は相当なものです。
ランを埋葬し、墓をつくってやりました。