ランの命 3

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昨日の午後7時ごろ、ランは逝きました。

土間に、体を横に倒したまま、時々足を動かして、

もがいているような、夢の中で走っているような動きをし、

弱弱しく鳴いたりしていました。

眼はほとんど見えていなかったようです。

水を飲まず、食べず、

4日間、苦しみ、あるいは夢の中を過ごし、

とうとう命の灯が消えました。

 

この暑い夏に、水路の水に入るのが好きでした。

谷川からの水に脚を浸し、

何度もじゃぶじゃぶ水の冷たさを味わっていました。

 

後ろ足が弱って、遠くまで散歩できなくなり、

家の近くを何度も歩きました。

 

16歳7か月、寿命と言えば寿命です。

けれど、もっと適切な方法もあったように思います。

 

家族の一員、

寂寥の感が心にしみます。

元気な時、

ランは、夜、居間で一緒に過ごしました。

この16年間、一日に朝夕3~4キロは歩いたから、

一緒に歩いた距離の総合計は相当なものです。

 

ランを埋葬し、墓をつくってやりました。