モズのヒナ、元気です

 

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 巣立ちをしたモズのヒナ、無事外敵におそわれずに生きている。

 あれから何日たつだろう。十分飛ぶ力もないのに早い巣立ちをして、ヒナは冒険をしてきた。無事に生きることができているのは、親鳥が見放さなかったからだ。ヒナは二羽、それぞれ我が家の庭と周辺にいて、あちこち飛び回ることができるようになったが、餌を自分で見つけることができない。モズは虫やカエルなど小さな生き物を食べる。食欲旺盛なヒナたちに十分な餌を親鳥が捕って与えるのは大変だ。まだそんなに虫がいない。水田では餌は捕れない。親鳥は行動範囲を広げて、餌を見つけてくる。

 ヒナはあちこち飛び回るが遠くへは行かないようだ。今日は剪定して積んである枯れ枝の上に二羽ならんで親を待っていた。親が帰ってくると、小さく羽ばたいて、短くチチチチと鳴く。一度、親鳥がヒナの横に来て、何やら伝えたようで、それはどうも、

「もう独り立ちしなさい」

という、親離れの催促のように見えたからてっきりそうだと思っていたら、なんのことはない。ヒナは相変わらず、あちこち木を移動しながら、親を待っている。餌が十分でないからだろうか、体がまだ小さく見える。

 それにしても鳥の餌になる小動物があまりにも少ない。