驚嘆するのは、モズの親の愛情。
ヒナが巣立ちして数日経つのに、親鳥は巣立ったヒナに呼びかけている。
チチチチチチチチ‥‥、
ヒナはまだ餌になる虫を捕れない。ヒナに餌をやらねばならない。なんと親モズの愛情の深さよ。
その親モズの愛情の、どえらいシーンを今日見た。
庭の上空から南の方へ飛んでいくトビが目に入った。そのトビの大きな体の周りに飛び回る小さな黒点がある。なんだろう。えっ、モズではないか。モズが自分の体の十倍は大きなトビに襲い掛かっている。トビは、ひらりひらり、余裕で飛ぶ。ヒナをトビから守るためにトビを追っ払っているのだ。
トビは飛び去り、モズは戻ってきた。親モズの愛情、すごいものだ。