水場ができると生き物が集まる


当面作物をつくらない田畑に水を張っておくと、
草が抑えられる。
タマネギの種取りをしたあと、我が家の隣の畑に水を水路からとうとうと流し込んでいるKさん、
もう水を張ってから、かなりの日数になる。
Kさんは、一日に三回は見回りに来て、水量を調節していかれる。
畑が池になると喜んだのが動物たちだ。
トンボが集まってきて、卵を産んでいる。
ツバメが、飛びながら水面にちゃぽんと突っ込み、
えさをとっていく。
セグロセキレイがちょこちょこと浅い水深のところを歩いて餌をついばんでいる。
見かけない鳥がいるので、双眼鏡で見てみたら、シギのようだ。
もう一種類、よく分からない小鳥がいる。
スズメよりひとまわり小さい。
小鳥が集まるということは、水の中に水生昆虫が発生しているのだろう。


この猛暑、水を張った畑は、それだけでも涼しい感じがする。
乾燥化で舞い上がる土ぼこりもない。
せっせと産卵するトンボ君、
せっかくだけど、この畑もうすぐ水がなくなるんだよ。
水が引いたら、堆肥が入れられ、耕うんされてまたタマネギが植えられる。


年中水のあるところがほしいねえ。