
我が家のムクゲが屋根を越す高さに育ち、今花盛りだ。花はピンクと白がある。白花は、花びらもシベもまっ白で清楚、木全体を覆うように咲いている。
ムクゲは韓国の国花でもある。「ムグンファ」。ムグンは永遠、ファは花を意味するらしい。無限のことかな。
このムクゲの生命力はものすごい。なるほど、韓国の国花になるはずだと思った。安曇野に引っ越ししてきた時、ご近所の家にこの木があり、満開だった。あまりに見事だから苗木をもらってきて庭に植えたら、ぐんぐん育ち、繁殖力が強くて、あちこちで増えて花を咲かせている。
苗木二本を野の道の、ぼくが古材で手造りしたベンチの脇に植えた。もちろん農地の持ち主の了解を得た。それが今、咲いている。まだ木は二メートルほどの高さだが、花は二十ほどついている。もっと大きく育ったら、夏の日影をつくってくれて、ベンチの一休みの場になるだろう。茂みは、鳥たちのねぐらにもなるだろう。
僕は左膝をこわして、歩くと痛む。だから野の散歩は両手ストックをついている。梅雨の晴れ間、久しぶりに野のベンチに座って、歌を歌ってきた。このごろ愛犬を連れて散歩する人と出会わない。柴犬のカイトは元気かな、白ラブのサニーはどうしているかな。保護犬のハナちゃんは?
雨のおかげで、草が猛繁殖。ヨーイコラ マカショ、エンヤコラ、草欠き、草刈に追われている。今日はトマトの支柱を立てた。キュウリが次々と出来ている。
「初物でーす」
と、ご近所に持って行った。