犬養道子の「人間の大地」(中公文庫 1992 )は、何度読んでも心が泣く。 その112ページ 「ほぼ七万人収容のカオイダン難民キャンプの病者テント内に、一人の子がいた。親は死んだか殺されたか、はぐれたか、一語も口にせず空を見つめたままの子。衰弱した体…
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