八年前、夫婦でオーストリアのチロル地方の旅に出た。飛行機の窮屈なエコノミー座席の隣は日本の若者だった。 ぼくは声をかけた。 「どこへ行くんですか」 「チェルノブイリです」 「チェルノブイリ? へえーっ、あの原発の爆発したところ?」 「はい、これ…
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