旅人の夜の歌 立原道造 降りすさんでいるのは つめたい雨。 私の手にした提灯はようやく 暗く足もとをてらしている 歩けば歩けば夜は限りなくとおい。 私はなぜ歩いて行くのだろう。 私はもう捨てたのに 私を包む寝床も あったかい話もともしびも――それだけ…
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