2017-03-09から1日間の記事一覧

 自死というもの

妹尾河童の小説「少年H]は作者の生い立ちを軸にして戦争の時代と戦後の時代を描いている。 食べるのにもこと欠く暮らしのなかでも、Hの父母は行き倒れの人にその日のご飯を削って恵みを施そうとする。それにHは反抗して釜の蓋を父に投げつけ、頭に怪我を…