2008-10-14から1日間の記事一覧

 愚かだったと悔いた、高村光太郎「山林」

高村光太郎は、日本の敗戦後、岩手県太田村の山の小屋にひきこもり、「暗愚小伝」という数編の詩を書いた。 その詩集「典型」の序文に、こんなことを書いている。 「ここに来てから、私はもっぱら自己の感情の整理につとめ、また自己そのものの正体の形成素…