冬の夜、凍結したドイツの広野を、ボロ車を何時間も走らせ、フィッシャー=ディースカウの「冬の旅」の演奏を聴きに行ったのは、ドイツ文学研究者の小塩節が留学生のときであった。彼はレコードがすり切れるまで聴いたという。ぼくの昔の同僚だった森田博さん…
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