待ち合わせ場所は紀伊国屋書店のインターネット本のコーナーだ。行くと男がいる。きれいな白髪頭だ。 「ゴンパチ君!」 小声で呼ぶと、振り向いた。当たり! 彼だ。地下街の喫茶店に移った。 「ぼくもこんな調子」 帽子をとって、毛の薄くなった坊主頭を見せ…
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