教え子からの手紙

 
 5月出版した「夕映えのなかに」(本の泉社)を読んでくれたかつての教え子や友人が、心のこもった感想をメールや郵便で送ってくれている。彼らが卒業してから、数十年の時を隔てて、晩年の今、間接的な再会ができたことは大きな喜びで、励ましになっている。
 いくつかその一部を抜粋して、「野の学舎」に載せてゆこうと思う。
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 こんにちは! 腰は如何ですか?
 今朝、読了し、YOUTUBEで再びシュ-ベルトの曲を男女二人の歌手で聴きました。本の夕映えの写真も美しいですね。15年前に見たオーストラリアのパースのスカボロ-ビ-チからの夕焼けや10年以上前のチリのサンチアゴの自宅のアパ-トのテラスでワインを飲みながら見た、アンデスの夕焼けを思い出しました。
 ネットで検索し、6年前の先生の蝶が岳の写真を拝見し、あまり違和感を感じませんでした。山をバックにして、登山姿のせいかな。
 淀川中学時代の記述が小説ではなく、自分の記憶や思い出として浮かんできました。
 前川喜平氏が書いておられるように、本来あるべき教育を模索しながら、研究会等にどん欲に参加される姿に感銘しました。しかし、先生が叩かれた生徒や、教員を辞任されるきっかけとなった行動の理由、BACK-GROUNDが明確にあった筈と推測しますが、生徒個人のプライバシ-を尊重されたのか、不明瞭に思いました。
 先生はフットワ-クが軽く、ACTIVEですね。中近東に旅をされたりして。ペルセポリスは是非行きたいと永年思っています。
 
 ともかく、楽しく、興味深く拝読しました。ありがとうございました。 
 
  (万代君より)