2016-01-19から1日間の記事一覧

 長田弘の詩、三編 (その三)

長田弘の「詩の樹の下で」という詩集のモチーフは、幼少期の記憶がもとになっている。 「わたしの幼少期は、そのままこの国の戦争と戦後の季節にかさなる。わたしのものの見方、感じ方、考え方の土壌をつくったのは、その時代に緑なす風景のなかに過ごした少…