毎朝1時間ほど、このところSさんとの会話はもっぱら地震災害のことだ。 春休みの子どもたちが児童館にやってくるまでの間、二人だけまだ寒々とした部屋で向かい合うと、相棒の白髪頭のSさんはたっぷり仕込んできたおしゃべりの種を開陳し始める。 自分で考…
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