小説、ほぼ完成

 

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 八年前から書いてきた小説が、ほぼ完成した。タイトルは初め「魂呼ばふ山河」と名付けていたが、変更しようかと思っている。今の候補名は「夕映えのなかに」という、シューベルト作曲、カール・ラッペ作詞の歌曲の名なんだが、それは小説最後に現れるシーンに由来する。この曲は、今も頭の中でバリトン歌手が歌っている。

 さて、どうなるかなあ、今検討中。

 第一次校正も済み、出版社のほうで、ページ作成をしてくれているが、上巻、下巻で千ページを超え、二冊になる。

 自分の人生を軸にした小説だが、古代史につながる現代世界、日本の戦前から現代にいたる教育と環境、社会の変化、人間をテーマに描いた。

 

 さて、そこでの問題は、出版業界も今や経営が苦しい。本がなかなか売れない。

 結局、クラウドファンディングの助けにすがろうと思っている。うまくいくかどうか。やってみよう。応援してくれる教え子たちがいる。「教え子」と言っても、彼らの年齢は五十、六十、七十代、ぼくのほうが「教えられる人」になっている。

 助けてくれ、頼む――。