共助の村づくり

 

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 居住地区の公民館報発行五十周年で、あなたも一筆、感想などを250字ほどで書いてほしいと依頼があり、この地区に来て16年、思いを書いて出した。

 

 「高齢者の一人暮らしが増加している。地域の子どもの、外での群れ遊びが完全に消滅した。若者、住民にも、いろんな形で孤独が進んでいる。孤立、断絶が進むと、地区活動も、前例踏襲になり、地域に対する新たなビジョンが出てこなくなる。この停滞から脱するにはどうしたらいいか。地区を共助の生きる、心の通い合うところにするには、市から下りてくる施策を待つのではなく、地区民の意見、オリジナルなアイデアを自由に出しあえる「場」を、まずつくることから始まるのではないか。」

 

 以上のようなことを書いた。

 これまで、私はいくつかアイデアを区に出してきた。

 

 ☆ 地区での「贈り合い」の仕組みをつくる。「あげます、ください、ゆずります」、タダで、ものによってはいくらか金額をつけ、使わなくなったものを贈り合う。

 ☆ 地区の公園に、子どもらが遊びにやってくるように、クワガタ、カブトムシ、チョウなどがやってくる木を植える。

 ☆ 地区の公民館を、放課後の子どもたちが勉強したり遊んだりする地区児童館にする。  

 ☆ 道端の要所要所にベンチを設置して、高齢者や、脚腰をいためている人が腰を下ろして休めるようにする。

 ☆ 庭の草取り、生垣の剪定ができない人を助ける活動を考える。

 ☆ 庭の草や生垣の剪定枝などは、地区のなかに堆肥場をつくって、堆肥にする。

 

 これらのうち、公園の植樹とベンチづくりは、了解や協力を得て、私が進めてきた。そのほかは、実現にもっていくことができていない。

 みんなが何を求めているのか、何を願っているのか、まずそれを出し合う場が欲しい。