安曇野の地下水

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  我が家では、愛称「しゅわさかさん」を自家培養して飲んでいる。沖縄、比嘉照夫さんの研究開発したEM菌が元になっているらしい。そのEM善玉菌を元にした「しゅわさかさん」に初めて出会ったのは、三年前の「福島の子ども、保養キャンプ」のミーティングを「地球宿」で行っていた時だった。プロジェクトの会員が、「しゅわさかさん」を家でたくさん作っているからと、その時いただいたペットボトルが、我が家の培養の元になった。

 この四年間、安曇野の地下水の湧き出ている所から水を汲んできて、元だねの「しゅわさかさん」液、地下水、岩塩、沖縄の黒糖を、適切な割合で混ぜ、2リットルのペットボトルに詰め、8本を日向に置いて温め培養している。

 これを飲むと、すこぶる体調に良い。家内は毎日少しずつ培養液を薄めて飲んでいる。

 ところで、これに欠かせない地下水は、近くの湧き水の出る所から、もらってくるが、今朝こんなメールが届いた。

 

 「Kです。14日から6月4日で、三郷中萱の貞享義民記念館で『残そう安曇野の自然と文化 4人展』を行っています。ぜひ見学していただきたいと思いますので、内容の一端を紹介させてください。

 地下水(湧水)
 安曇野市の水道水は全部地下水を使用しています。しかし、現在安曇野では、地下水の水位が下がり地下水量が減少しています。
 豊科・南穂高の「名水百選 安曇野わさび湧水群」では、アオミドロが発生し、ニジマスの姿がみえなくなりました。特に冬季は水がまったく湧き出なくなってしまいました。新聞では、田淵行男記念館の湧水池の枯渇が取り上げられましたが、近隣には水が湧き出なくなったのでわさび栽培できなくなった田が生じた農家が2軒あります。貞享義民記念館には美味しい湧水を求めて来る人がいますが、現在では「おねがい この水は消毒されてないので飲料は各自の責任で行ってください」の立て札が立
ち、心配です。このような不安な現象が安曇野のあちこちで起こっています。
 地下水の水位低下や枯渇が問題視される中、地下水を汲み上げて全国販売するミネラルウォーター会社があります。このような企業誘致は、安曇野市にとって税収入の増加というメリットがある反面、無制限に地下水を汲み上げれば地下水を枯渇させるデメリットをともないます。名水と呼ばれる安曇野の地下水は、安曇野の自然と人の営みを支えてきた大切なものです。

 一般に環境問題の解決を考えるのに付きまとうことは、経済の問題。環境維持と経済のバランスを真剣に考えなければいけない時代をむかえているのではないでしょうか。
 展示会をご覧になって、この問題を真剣に考えていただきたいと思います。